2016年06月06日

2016年6月5日 沢訓練(U) 中ノ谷αルンゼ(比良)

[参加者] 吉田(PL)、江崎、佐野、野村、米田、京谷、谷崎、幕内、寺田、山本、山中、齋藤(記)大保(体験)  計13名
[天 候] 小雨のち晴れ

前週の裏比良 白滝谷の沢訓練に続き、今週は表比良は打見山北東面を穿つ中ノ谷αルンゼでの沢訓練。
水量豊かな白滝谷とは打って変わって、元は枯れ谷。
この日は前夜からの雨。おそらく谷にはチョンチョロリンと水が流れ、
乾いていればザレザレした表面の岩が適度に濡れて
フェルト沢靴での登攀にはちょうど良い感じでしょうな。。。


6月4日(土)の夜。琵琶湖にほど近い道の駅の駐車場に
メンバーが三々五々集まり始め前夜の入山祝がいつものようになし崩し的に始まります。
夕方からそぼ降りだした雨は少しづつ北からの風を伴い強くなって行きますが
橋の下は快適。

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夜も更け、あるものは車中、あるものはテントへ。

あくる朝も雨は残りましたが、さして雨脚も強くなく風もない。
天気は回復傾向にあるので決行ということで少し入山を遅らせることに。
それぞれに朝食と撤収作業を行っているうちに早朝集合のメンバー二人が合流。
簡単に本日の流れの確認をブリーフィングした後3台に分乗して中ノ谷出合下の駐車地へ。

40分ほどで駐車地到着後、装備装着しアプローチ開始します。

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今回はドン詰めまで行かず、目標到達点は12mチムニー滝までとし、同ルート下降。
目標下山時刻は15:30ということで、谷の中で実地に即したロープ操作や確保支点構築、セカンド引き上げ
動作の習熟とコール統一を反復し、懸垂下降を繰り返しながら間違いない手順を体にしみこませるということで。

荒川峠への登山口を右手に見送り、荒川谷堰堤の前を通り林道崩壊をやり過ごした後
ハシゴとも何とも言えない短管を組んだ足場を登り、出合手前の30m巨大堰堤の左岸に降り立ちます。

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木戸峠から打見山への稜線は低い雲に覆われていますが、雨脚はさらに弱まっている。

右岸に移り、すぐに中ノ谷αルンゼの出合。
なんとなくパッとしない・・・・・

F1を簡単に超えると
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すぐにF2のヌメった壁が立ちふさがる。
PL吉田さんがリードで登り、上から2本のロープをかけてメンバーがフリクションノットをかけて
登ります。
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すぐに後ろには龍谷大学さんの4人パーティが来ておりましたので
我々は人数も多いので時間がかかるからどうぞ先に行ってくださいと促したが
リーダーさんは『左岸を小巻であがりますからいいですよ♪』と。
ありがたく滝場を占拠させていただく。

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ラスト2名が上がる前にフィックスロープを引き上げビレイに変更し、
セカンドビレイの手順と注意点他の講義。

全員があがったところでロープを畳み更に上へ。
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いくつかの滝場で同じような手順での反復を繰り返しながら。
この谷の滝場にはハーケンやハンガーボルトの残置や、懸垂の残置視点が穿たれているところも多いが
そのほとんどが安定しているとは言えない。不安な残置に対してはバックアップでハーケンを打ち足したり
カムでバックアップを取ったり。
全体に風化が進み脆く、登攀中も細かい落石が多いので慎重に歩を進め
時折、自然物を使った確保支点の構築とその際の注意点などをレクチャーする。

やがて本日の目的地であるチムニー。
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手前の3mを中央から、あるいは右岸のリッジ〜フェイスにつなげてそれぞれ登ります。
全員が中段に上がったところで時間は13:40。
支点の限定された中で13人が懸垂下降を繰り返して下山することを考えても
ラインが一本しか弾けないチムニーを時間をかけて登らずにこの中段から下降開始した方が良いだろうとのことで、8名が所持するロープを出しまくって時短作戦。

齋藤・佐野・谷崎・米田・山中の5名はチムニー突破にチャレンジ。
齋藤はどちらかというと内面登攀は好きな方なのでズリズリと快適な登攀を愉しみました。
最初はフィックスにプルージックで登ってもらいましたがやはり斜めに傾いだ内面登攀でのプルージックは
操作性も悪く登りにくいので引き上げビレイに変更。
登ってきた方には同じ支点に掛けた30mロープですぐに懸垂下降して下山へ。

この後数か所の懸垂下降を経て
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最後に野村さんがF1を降りて
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今回も無事に訓練終了!
出合下山15:37。ほぼ予定通りに行動できました。

今日吉田さん、野村さんに教えていただいた技術は
各個で家などでしっかり実践復習して今後も安全山行に努めましょう!

ありがとうございました♪


posted by 飄逸沢遊会 at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | '16年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする