2008年11月09日

11月1日N〜3日 南紀・熊野川・立間戸谷

源助滝

[参加者]
ツカサ班3名
ナカヤマ班6名
(レポ:山口)
[天気]
1日目:晴れ、2日目:雨

[地形図]
2万5000分の1「大里」

[入渓]
R168が通行止めのためR169から奥瀞経由でR168に出、熊野川沿いに南下して最初の橋を渡り、さらに南下して子ノ泊山への登山口付近に駐車。

[遡行状況]
<1日目>
ツカサさん、原さん、山口3名のツカサ班は、6名からなるナカヤマ班を残して駐車地を出発し、登山道を辿って一路源助滝を目指した。登山道から源助滝が望める場所を確認した後、さらに登山道をたどって源助滝の上流の河原に泊まりの荷物をデポし、また登山道を歩いて源助滝に引き返した。
源助滝
ここで沢中を遡行してきたナカヤマ班と再開。ツカサ班は滝の側を登ることに決定。まずは木が茂る急斜面をツカサさんがトップで登る。ロープをFIXし、山口がセカンドで登る。原さんが最後に登っている間に、ツカサさんが次のスラブのトラバースにかかる。1.5Mくらいの間隔をおいて残置のリングボルトがあり、さらに黒い残置ロープも横に張り渡してあるが、急斜面のスラブなので足裏で立ちこむことはできず、膝をべったり岩に貼り付けてのトラバースだ。ツカサさんが渡りきって次に山口の番となるが、残置のボルトにしがみつきながらトラバースするのは大変に緊張した。
いやらしいスラブのトラバース。残置のボルトが等間隔にある。
渡りきったところは左側に広いスラブが広がり、右側は滝の落ち口に続く狭い廊下へ落ち込んでいる、岩の割れ目の部分。割れ目をたどっていくと小さな淵があってその先に2MほどのCS滝がかかっている。原さんが渡ってくるあいだに山口がゴルジュの先を見に行く。CS滝の先はまた淵があり、さらにその先にも5Mほどの滝が見える。滝の左側の岩壁に残置のハーケンらしきものが見えるが、遠くて確認できない。もしかしたら枯葉かも知れない。また滝の左側はぬめった斜面でヘツリもいやらしそうな感じである。
CS滝の奥にある滝。残置物らしきものが見えたが枯葉かも。樋上さんの『南紀の沢』ではこの滝の手前の左側を登っているらしい。我々はCS滝を登らず、手前のスラブを登った。
そのうち原さんがやってきてCS滝の手前の左側の岩壁に残置のリングボルトを見つけた。ツカサさんがとりあえず上を見に行くことになり、アブミを準備する。残置のリングボルトは斜め上に2個目が、さらにその先に残置のハーケン(ただし穴の部分は割れている)が見つかるが、その上はボルトを打ち足さないと上がれない感じとのこと。しかもかなり上のほうまでボルトを連打していかないと登攀は難しそうなので、ここから登るのは止めることになった。
アブミで様子を見たが、上のほうまでボルト連打の必要があり、ここはあきらめる
少し後戻りして、トラバースで渡ってきたところから上部に広がるスラブは傾斜がやや緩いように見え、また左側には木も生えているのでここから登ることになる。ここもツカサさんがトップで登るが、途中の立木のあたりからなかなか先に進まない。下でビレイしている山口からはよく見えないが、離れたところから観察している原さんが「ボルトを打っている」と知らせてくれた。だいぶん経ってからツカサさんが「一人上がってきて」というので原さんが登った。山口はじっとしていると寒いのでときどき足踏みをしたりして待っていると「ロープはFIXしているので登ってきて」と原さんが声をかけたので山口も登る。上ったところは立木のあるところで、その上には新しいボルトが2本打ちこんである。さらに上には残置の錆びたボルトが見え、ツカサさんは残置ボルトの上にもう一本ボルトを打ち込み始めた。ときどき手を休めながら打ちこんでいるが、かなりしんどそうだ。打ち込んだ後、降りてきて今度は山口がボルトを打つ番となる。最後にツカサさんが打ちこんだボルトにかけられたシュリンゲに足をかけ、なるべく平なところを探してキリを突き立て、ハンマーを打ち込み始める。なかなか穴が深くならずに苦労したが、なんとか穴をあけ、ボルトを打ち込む。が、なんか曲がっているような..どうやらハンマーの角度が斜めになっていたらしくボルトがまっすぐに入らなかったようだ。静的荷重にはなんとか耐えられそうなのでロープをかけて降りた。
ボルトを打つツカサさん ボルトを打つ原さん
このあと原さん、ツカサさん、原さんの順番にボルトを打ったが、安定した場所にいくにはあと2,3本はボルトを打つ必要があり、続行すればここで日が暮れてしまうことになるので、撤退となった。この時点で4時前だった。山口が登って一番上のボルトに残置のカラビナをつけ、シュリンゲ類を回収。懸垂下降で下の岩の割れ目におり、またいやらしいスラブをトラバースして、滝の左脇を50M+20Mの懸垂下降で降りたらすっかり暗くなっていた。ヘッドランプをつけて登山道をたどり、デポしておいた荷物を取りに行くとザックに羊歯の葉が結びつけてあった。再び重くなったザックを背負って登山道を30分ほど辿っていくと突然前方から歓声があがり、焚き火の明かりが見えた。待っていた方々に心配をかけて申し訳ない気持ちになりながらテン場に到着した。


<二日目の様子>
ナメの前で いやらしいトラバース トラバースを見守る ナイフリッジより ナイフリッジ

[コースタイム]
<1日目(ツカサ班)>
8:00 駐車地〜9:10 荷物デポ地点〜9:40 源助滝〜11:00 スラブ前〜15:50 撤退決定〜 17:15 源助滝

<2日目>
8:00 テン場〜9:50植林小屋跡〜10:20テン場

posted by 飄逸沢遊会 at 21:47| Comment(1) | TrackBack(0) | '08年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なかなか読み応えありました。楽しめたようで何よりでしたね。ウラヤマシイです。
Posted by kmd at 2008年11月17日 06:53
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