2006年01月08日

比良(平からホッケ山) 大坪、中山、上田昌、田中(記)

 平から小女郎池を目指していたがホッケ山で引き返した。4日に行ったときの踏み跡は完全に埋まってしまっていたが比較的軽い雪だったのでラッセルも何とかこなすことが出来た。まっさらの雪の上を歩くのは何度行っても気持ちのいいものだ。


 阪急、JRの人ばかりなので集合場所を出町ではなく地下鉄烏丸今出川とした。乗り換えが楽になり、朝の負担をすこしだが減らすことが出来た。 
 花折峠を車で通るのは暮れから4回目だが一番雪が多かった。何とかいけそうに思ったのだがふと弱気になり、チェーンを付けることにした。3年ほど前に宇賀田さんと一緒に鈴鹿の御池岳に行ったとき以来だ。取り付け方を忘れてしまい時間がかかってしまった。すこし走って登山口手前の除雪してあるスペースに車を止めた。チェーン作業用に用意してあるスペースである。五分も走れば此処に付くのだからチェーンを付ける必要はなかったかもしれない。準備をして出発しようとしたところで偶然大坪さんの知り合いA氏に出会った。一緒に上ることにした。

 雪が多く国道横でワカン、スノーシューを付けた。A氏と田中がスノーシュー、残りの人がワカンである。そこにもう一人B氏が現れた。総勢6人で一緒に行くことにした。ちょっとこの雪ではワカンのラッセルはキツイということでスノーシューの3人が交代でラッセルをすることにした。B氏が一番強い。ラッセル覚悟でやってきた単独行者である。A氏は踏み跡があることを期待して来たようである。ラッセルをしなければいけないとは思っていなかったようである。一回やったが後は退いてしまった。アラキ峠から上はB氏と田中でラッセルをした。しんどいが仕方がない。5人グループが単独行にラッセルをおんぶするなんて恥ずかしいことは出来ない。近頃人の多い山が当たり前になって「ラッセル泥棒」なんて言葉を知らない人も増えたのではないかと思う。権限山では標柱が頭まで埋まってしまっていた。残念なことに天気があまりよくない。明日は良いだろうなと皆で話をする。此処で軽い昼食にするがB氏は先にスタートした。ここからはあまり高度差の無い尾根である。ワカンの大坪さんがトップを行く。ラッセルのB氏が大変だろうな思いながら歩いていると追いついてしまった。大坪さんはそのままトップを続けてホッケ山の頂上に13時15分についた。「ようがんばったなあ」と言うと「この前坂下から上がったときに比べたら楽だった」と言う返事が返ってきた。皆の顔に満足そうな微笑みが浮かんでいた。天気と時間と上田さんの疲労のことがありここで打ち切って帰ることにした。上る途中で観た雪庇が凄かったがなだらかなピークの上に出てしまうとわからない。ところが薄くかぶった雪を払うと長く伸びるクレバスが顔を出した。雪庇がずり落ちていることで出来たものだろう。これには皆驚いた。
 蓬莱からやってきた5人グループと歓談していると大熊さんの知り合いだと言うことがわかった。彼らはここから蓬莱に引き返すということある。中山さんが先頭で下山を開始する。半時間ほど此処にいたことになる。権現山で長い休憩をし、上田さんを待つ。到着を確認して15時に出発する。下の国道まで半時間程だった。道路の雪が融けかけていたので車に戻ってチェーンを外していると雪が降り始めた。見る間に白くなっていった。体が雪で濡れて寒くなってきた。とにかく車の中に入って上田さんを待つことにした。雪の中を上田さんが戻ってきたときは皆ホッとした。窓の雪を払って車をスタートさせたのが16時、高槻解散が18時だった。

 次は平小女郎、坂下と通り抜けてみようと思う。蛇谷の一周ルートになるかもしれない。

 
 注 普通元気な人が後ろからやってくると「お先にどうぞ!」と道を譲る。でもこれを新雪の上でやると「ラッセル泥棒」になることがある。難しいところである。人の多い山では朝一番以外こういう事は問題にならないだろうが人の少ないところでは注意が要る。「しんどいからゆっくり行く」と言いたいところだろうがしんどいからこそ問題になる。「貴方がラッセルした跡を使わせて貰います」ということになってしまう。「こちらの事情には関係なくそういう状況になってしまう」という風に考える必要があるだろう。交代できない事情があるのなら、事前に断りを入れること、後で充分な礼を言うこと等いろいろな配慮が要ると思う。おしゃべりをしながら着いていくなんていうのはもってのほかである。以前生徒を連れて雪の上を歩いているときにこれをやられてむかっと来たことを覚えている。11月の鈴鹿で季節はずれの大雪に遭遇したときのことである。
 雪山で人数をそろえるというのは団欒、親睦のためではない。ラッセルのため、ルート判断のためである。今年のように雪の多いことがなかったからあまり問題にならなかっただけのことだ。
posted by 飄逸沢遊会 at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | '06年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
田中さん!頑張って寄稿しとりまんな。
山での武勇伝を楽しみに拝見させていただいとりま〜す。今後の田中さんの沢登りの活躍ぶりも期待しちょりま〜す。
Posted by 梶谷 at 2006年01月08日 21:53
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック