2006年01月29日

六甲 大月地獄谷 参加者、上田健・梶谷幸生(レポ)

紅滝.jpg地獄大滝.jpg堰堤工事で荒れ果てた谷.jpg最後の難所!10メートル滝.jpg 
今日も上田君と岩トレで〜す。上田君のたっての希望で大月地獄谷に行ってきました。
 阪急御影駅で下車。「鴨子ヶ原二丁目行」のバスに乗り、終点?でバスを降り渦森橋までテコテコ歩く。渦森橋を確認してから、いざ!大月地獄谷に入渓といきたいんですけどゴミがよ〜さんありまんな。バイクまで棄ててありまんがな・・・それと堰堤も、よ〜目に付きまんな。ちゅう事で、そのまま車道を歩きを続けます。ひとつ目のヘアピンカーブのとこで堰堤があり、そこで杣道を発見!このまま堰堤を越えて入渓するぞ!と意気込んだものの、先には、まだまだ堰堤がありそうなので自重し、「元来た道を引き返すのも面倒やな」と見上げたら公園がありそう。フェンスを乗り越えて入ってみると、なんと!そこは霊園でした。「罰当たりな事をしてしまいました〜」
 墓参りに来とられた親切なご婦人のおかげで霊園を脱出し、ふたたび車道を歩き二つ目のフェアピンカーブへ。今ワテらが歩いとる尾根は、あたり一面霊園でんな。大西谷との出合もあるし、このまま車道を行ってしまうと谷に下りるのもしんどくなるんで、ようやく大月地獄谷に入渓する事となりました。
 フェアピンカーブのとこに杣道があり、それをたどって谷へ降下。堰堤一つ越えてようやく沢に降り立ちました。ところめが、沢歩きが始まっても、堰堤がよ〜さん出てくる出てくる。古いモンや、つい最近でけたモンとボコボコ出てきますがな。赤滝谷との出合を確認したと思ったら、すぐさま大堰堤!「ひえ〜」堰堤越えて、ガレ場を登っていったら、ようやく紅葉滝のお出ましで〜す。「あんたに会いたかったんや〜!」
 滝の右側にトラロープがあり、すんなり登れそうですが、今日はトラロープに頼る事はしましぇん。ここは、ビレイ用のハーケンを打ってからワテがリードで登ります。途中でもう1本ハーケンを打ちトラバースしもって登っていくも滝の落ち口手前で壁が少しハング気味。体重移動でワテちと苦労しました。この先も堰堤が顔をだしますがゴルジュになっとる分、ワテ!堰堤の高巻きは、おもろかったで〜す。
 そして、この沢で一番大きい地獄大滝が姿をあらわしました。二段15b滝で双方の滝がCS滝となっとりま〜す。滝の手前の右側の赤い壁からは水が湧いてるように流れ出しとるのが印象的でした。ここは、シャワークライミングが出来る時期なら正面突破もおもしろいでしょう。けれど、それは、沢慣れしていることに加え、確実なアルパイン技術を持ち合わせている玄人達だけに許されるルート。ワテらの力ではまだまだ。次にお目にかかれる日には、それだけの力を持ち合わせていたいもので〜す。ワテらは、滝の手前の左岸の岩場から滝を巻くことにしました。ここは、上田君がリード。ハーケンを打ち込みに苦労しとる様子。ここも、トラロープがありました。上田君も二本ハーケンを打ち上で確保。自分のザックを荷揚げするもザックにくくりつけとるピッケルが岩に引っかかって大苦戦!荷揚げにかなり時間がかかりましたが、上田君は荷揚げ方法に光明をつかんだ様子。今後の彼の成長が楽しみです。最後にワテが登りま〜す。残置ロープに頼らず登っていくも途中で、立てかけてあった「地獄大滝」の看板に苦労させられました。足の置き場をふさぐように看板をかけとるクライマーの気がしれましぇん。もう少しムーブを読む気配りがないんでっか!こんな看板、ほんまに迷惑です!ワテ腹がたちました。
 地獄大滝を乗り越えて午後の1時15分過ぎ。ちょっと時間が、かかっとりますが今日は岩トレなんで、こんなもんかって感じ。この先も滝の姿は見えず堰堤ばかり・・・二人とも遡行図が当てにならなかったので現在位置は把握出来てなっかたと思います。堰堤の上で昼飯にしました。ここは、両岸が30-bの岩壁になるゴルジュになっており、壁にはネットが張られてました。11年前の神戸地震がここまで沢の様相を変えてしまうなんて、残念です。遡行図を見ると、昔、ここに3bナメ滝と3b滝があったちゅう事ですが、今は、土砂に埋もれてしまい姿形は何も残っていませんでした。
 そして、すぐに10メートル滝が姿をあらわします。ここは、ワテがリードで登りましたが苦戦を強いられました。先ずは、ビレイ用の支点が取れないほどの岩のもろさ。仕方ないのでビレイ無しで登り、すぐ上の立ち木でランニング・ビレイをとる。ここから、滝の落ち口に向ってトラバースになるのだが、用心のために立ち木に1本・木の根に1本、ランニング・ビレイをとる。そして滝の落ち口の下あたりまで来て上方の木の枝をつかむも体が伸びきった状態になってしまう。これじゃ登れない。無理して行っても足場がないので落ちるだけだろう。ワテ!ここで、少々焦る。ふと、見上げると小さなリスがある・・・「しめた!」とすぐさまリスにキャメロット0.5をセット!これにランニング・ビレイをとり、体を引き上げ滝の落ち口に抜ける事が出来ました。ワテには、今日一番の手ごたえのある登りとなりました。
 すぐさま二俣。ここは、左俣をとります。あいかわらず堰堤がありまんな。ロープウェイのロープも見えて現在位置がわかりました。このまま沢を登って行く残雪もあり遡行を打ち切って左岸から尾根に乗り稜線を目指します。ひで〜ヤブで最後まで、エレ〜目にあってしまいました。出たトコはタイガー魔法瓶の保養所前。帰りは、天狗岩南尾根を通って下山しました。
 今日は滝三つしか登れませんでしたが、出てきた滝は、手強くワテは満足出来ました。大月地獄谷は、「大月堰堤地獄谷」と呼べるほど堰堤がありましたが、滝の高巻きのためにはエエ練習になる堰堤もいくつかあり、様変わりはしたものの入渓する価値は残っていると感じました。

○コース・タイム、岩トレ山行のため参考にならないので省略。

○地図 2万5千分の1 「西宮」「神戸首都」「宝塚」「有馬」
posted by 飄逸沢遊会 at 23:57| Comment(1) | TrackBack(0) | '06年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
堰堤も、けっこう高度感があり、はしごがなっかたら大変だっただろうと思いました。また荷揚げシステムの三分の一は、プルージックとユマールで楽にあげられることが実感できました。そして最後のヤブ漕ぎは、大きなザックでは苦行で、根をあげそうでした。いつも段取りが悪く、あっと言う間に時間が過ぎてしまい、ご迷惑をおかけしますが、今後もよろしくおねがいします。
Posted by 上田健 at 2006年02月03日 19:38
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