








今日は毘沙門谷で岩トレをする予定ですが、周山街道に入る前から雪が降ってくる。前日、HPで毘沙門谷を見て、ある程度、予想はしてたものの本格的な真冬の沢登りとなってしまいました。
バスから見える景色は、吹雪・・・ワテら、場違いなトコにやってきましたな。毘沙門橋で下車し、さっそく沢支度にとりかかります。運動靴でやってきたワテは、足袋にワラジ姿に変身で〜す。
入渓したら、すぐにゴルジュのお出ましだい!4b滝と5b滝のレンチャンだぜい!最初の4b滝はワテがリードで登ります。キャメロット2.0で支点をとり上田君がビレイ。滝の左側から取っ付く。ハーケン2本と木の根で支点をとって登っていきます。最後の滝の乗っ越しがヒヤヒヤものでした。すかさずハーケンを2本、岩壁に打ち込んで支点とし上田君を引き上げる。続いての5b滝は上田君がリード。滝の左側からアイゼンで立ち向かうも、経験不足から無念の撤退。ここもワテの出番です。ハーケンを打って登って行くと残置ハーケンを発見!ここに、すかさずランニング・ビレイをとり核心部へ。岩が立ちこんでいてホールドが細かいので立ちこむのに緊張しましたで〜。核心部を抜け木の根にランニング・ビレイをとって5b滝を抜けることができました。大熊君は左岸から高巻いてゴルジュを抜けました。
次の2b滝。ピン1本打ち込んでアブミで越えるのも面白そうだったけど、ここは左岸から巻く。それにしても雪のため沢は白装束でんな。見るだけなら、大坪はんや中山の姉御が参加しちょったら、さぞかし、その美しさに心を打たれていたことでしょう。ワテら、入渓した時は寒!寒!ボーイズだったけど、ここらまで登ってくると沢の水の冷たさに慣れてきて、「立ち止まらんかったら冬の沢登りも、充分楽しめる」事がわかってきて何か得した気分。皆さんも一回試しに冬の沢に入渓してみてください。大坪はん!今度、一緒に行こうね。待っちょーけんね。
しばらく行くと3b滝。ここは、ワテ!岩と岩の間をしぶく登り、後続の上田君を大熊君が引き上げる。大熊君は滝の右側からへつり気味に滝を越していきました。さすが、だてに沢登りはやってまへんな。
その後しばらくは、穏やかな沢登りで3b・2b・5b滝があったが、そう難しいモンでもなかったで〜す。
そして、二段15b滝で〜す。下段5b滝は上田君がリード。取っ付きでハーケンを1本打って登りだし、すぐ上の木の根にランニング・ビレイを取りバンドを登って行きます。そして、立ち木でビレイ。上段の9b滝は滝の落ち口右横のルンゼから取っ付いたら面白そうですが、滝を乗っ越すのに、かなり時間がかかりそう。下手したらピンを8本ぐらい打ち込むんじゃないでしょうか?冬の午後の3時前にやるクライミングじゃありまへんな。ここは、左岸から高巻くこととなりました。大熊君がリードで登るも、立ちこんだ山の斜面に、かなり苦労しとる様子。下から見ちょると、そんなに難しくなさそうですが、ここは、とんだクワセモンでした。ここが高巻きルートの核心部!大熊さん、ご苦労様でした。次はワテがリードで〜す。ワテ!快調に登っていくも杣道の見えたトコで油断したのか枯れ木をつかんでコロコロリン・・・小まめにランニング・ビレイを取ってたからよかったけど、反省しきりで〜す。これで二度目。もう少し慎重にせにゃあきまへん!
杣道に出たもの三人とも沢にふたたび入渓することなく沢登りは終わってしまいました。毘沙門滝も林道の上から眺めただけでしたが、ビレイできる立ち木もあり2ピッチで滝の右側が登れそうな感じがしました。
毘沙門谷は沢トレにもう一度、入渓する価値がありそうです。ダブルロープでの滝の落ち口からの懸垂下降や奥美濃のシタ谷を想定しての20b滝への試登と、まだまだワテらせにゃあかん事がありそうです。
下山は、仏栗峠から高尾へ歩きました。下山途中に見えた愛宕山から地蔵山への稜線が雪化粧をしていて、きれいに見えたのが印象的でした。
○コース・タイム 岩トレなので参考にならず省略。
○地図 2万5千分の1 「京都西北部」
行ったとき、帰った来たら駐禁切られたことがありました。
JR京都駅から出た正面にJRバスの周山行のバス停がありま〜す。
今度、沢でアルパインしまひょ。