2006年04月16日

台高 戸倉谷遡行 参加者、上田健・梶谷(レポ)

戸倉谷 出合から見える大窟.jpg
 戸倉谷は直線距離にして500メートルの短い沢ですが、高いゴルジュ壁の中、逃げ場がなく、かなり手こずった一日となりました。
沢登りスタート!.jpg迫力ありまんな.jpgランチ・タイムで.jpg三段15b滝.jpg男前?.jpgしばしの休息.jpgゴルジュの中でおま.jpg滝が似合うナイス・ガイ.jpg気分はサイコ〜!.jpg
ーメン滝.jpg

 出合から、しばらくは平凡。そんなにむずかしくない。小滝を登ったり巻いたりしながら、「ほんまにスゲ〜沢かいな?」と考えてましたが、戸倉谷は、そんなに甘くありましぇん。
 釜に倒木がかかる4b滝が出てきます。ここは、ワテがリードで滝の右側を登ります。ハーケン1本とキャメロット(0.5と2.0)2本を使いました。戸倉谷は岩がもろく、これから先もキャメロットが役にたちました。
 そして、長い淵のある2b滝。ここは、上田君がリードでへつりにかかります。へつりは越えたものの、その先の2b滝の右側のスラブ壁が足場がぬめっとて上田君、苦戦!ここで、交代。ワテがルート工作にかかりますが、スラブ壁にハーケンを打ち込むも岩がボロボロ剥げ落ちていきまーす。ようやくハーケンを打ち込んでタイ・オフ。そのままハーケンに立ちこみポケットにキャメロット0.5をセットしとる最中に足場のハーケンが抜け不覚のテンション!ランニング・ビレイを細かくとっておいてよかったで〜す。「フゥ〜」ワテ、気合を入れなおし再度アタック!今度は、キャメロットをきちんとセットでき2b滝を抜けることができました。ハーケン2本・アブミ2本・キャメロット2本使ったエレ〜登りでした。しかし、ワテ自身、余裕がなかったのでしょう。ロープの流れを考えずビレイにかかってしまうポカをやってしまいました。ここは、もう1本ハーケンを打つべきでした。もし、セカンドがランニング・ビレイを回収した時点で足場を踏み外しロープごと体を振られてしまう危険はないかとロープの流れを考えてなっかたのはリードとして失格ものです。挙句の果てにハーケンを水流の中にポチャン・・・本日一番の反省材料となりました。

15b滝.jpg
 息つく間もなく15b滝。ここは、左岸から高巻きにかかります。ここは、上田君がリード。前日からの雨で山の斜面は滑りやすく大変ですが上田君!木の根に2本とハーケン1本でランニング・ビレイをとって頑張りました。岩壁のぶちあったトコでビレイをとりワテを引き上げます。ここで、リード交代!ワテがリードで岩壁沿いをトラバースにかかります。ところめが、一箇所えぐいトコがでてきましたがな〜。落ちてもしゃ〜ないと考えてしまうヒデ〜ぬめった岩場。しばし、心の整理をしてから、2本のランニング・ビレイを信じて登りにかかります。予想に反して岩が滑らず難所を乗り越え、すかさず木の枝にラン二ング・ビレイ。その上は簡単で何とか15b滝を抜ける事が出来ました。
 すぐさま、5b滝で〜す。ここは、簡単に巻けると考えていたものの、上流に向ってトラバースするルートが見つからず、どんどん上に登らされる左岸の大高巻きになっました。この巻きが今日一番の核心部。ハーケン2本打って登っていくも、登る高さが高さだけに、小まめにランニング・ビレイをとります。途中2箇所、厳しい箇所があって詰まってしまいます。そんな時ワテが考えたのは、細かく足場を拾っていく登りに徹する事とハンド・ホールドに固執してしまうあまり、体全体のバランスを崩さない事だけを考えてました。普段の金毘羅山の岩トレの成果?があったのでしょうか?わりと冷静でいられて、二つ目の難所はレイバック気味に体を横に振って体を持ち上げて切り抜ける事が出来ました。途中でヌンチャク不足となりましたが、ヤマ場も抜けたようなので、ここで、上田君を引き上げます。このまま上田君に登ってもらい今度はワテが引き上げてもらいました。下を眺めると沢中は連瀑帯で水量も多そう・・・てなワケでそのままヤブっぽい山の斜面をトラバースします。そして、沢中に下りるのも大変です。ここも、ロープを出しました。出たトコが三段15b滝。ここは、上田君がリード。立ち木にランニング・ビレイを小まめに取ったり、キャメロットまで使い登りきりました。冬場の沢トレの成果がでてますな。よくぞ頑張りました。
 沢中は、相も変わらずのゴルジュ帯!壁も立ち20〜30bもありそう。ワテら威圧されとりますな。

癒し系ナメ滝.jpg男性的な25b滝.jpg最後の25b滝.jpg

 そして出合。左俣には直瀑25b滝が、そして右俣にははるか高いトコから流れ落ちているナメ状の滝がかかっている。男性的な荒々しい滝と女性的な優雅なナメ滝を眺めていると、少しではありますが、プレッシャーで疲れてきた気持ちが癒されます。ここも、左岸からの大高巻きとなりました。ワテがリードで登るも、ロープがジグザグ状なり流れが悪くなるのを嫌い1ピッチ目を短く切る。上田君を引き上げ、ふたたびワテがリードで登り出す。足場は滑りやすいが、ゆっくり確実に登っていきます。ヌンチャクがなくなる手前でビレイを取り上田君を引き上げました。このまま、赤布も出てきて、すんなりと巻けると思ったんですが、ふたたび山の斜面が立ってきて、ワテ、登ってから上田君にロープを出しました。ナメ床に出て右に沢が曲がるとソーメン滝を思わせるような斜瀑。とてもきれいかったで〜す。ここは、左岸から巻きにかかります。時は、はや夕暮れ・・・少々気が焦ってま〜す。上の10メートル滝まで沢伝いに行こうと思いましたが、時間もせいてきとるので、ここは一気に巻きました。
 そして、吊橋こえて最後の出合。左俣がルンゼで右俣が三段40m滝。暗くなってきた事もあり、ワイヤーが見えず、ここは、ルンゼから右岸をトラバースして吊橋に向かいました。
吊橋での1ショット.jpgよ〜やくゴルジュから解放だぜぃ.jpg
 吊橋に着くと、もう日没は近い。ヘッド・ランプをつけて急ぎ下山にかかります。二箇所、ひで〜山ヌケはありましたが、山ヌケを抜けたトコにあるクラの上からの台高の山並みは、夕暮れも重なって、感慨深いもんがありました。あとは、セッセと下るだけ・・・夜道で二度ばかり考えさせられましたが無事、中奥林道へ。あたりはすっかり日が暮れて、真っ暗になってました。

○コース・タイム 戸倉谷出合10:00・・・吊橋17:55・・・中奥林道18:55

○地図 2万5千分の1「大和柏木」
posted by 飄逸沢遊会 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | '06年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
それにしてもええ沢ですね。今おもえばよお一人でいったおもてます。怖いイメージしかなかったけど。滝はきれかって男くさかった。山ぬけの方にそんなええ景色があったなんてくやしいです。トロッコのレールに沿っておりてしまったよ。
Posted by tkd氏 at 2006年04月17日 22:17
どこにトロッコ軌道があるの?
Posted by 上田健 at 2006年04月18日 20:02
つり橋の下流から下山道を少し行き上流に戻る感じに支尾根を登ったとこ。出たとこは中奥の少し上流になるけど。早くもどれたよ。15時には車までもどれた。
Posted by tkd氏 at 2006年04月19日 12:11
そんで山道が廃道化していたんですね。
Posted by 上田健 at 2006年04月20日 18:05
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