2006年05月14日

前鬼川(記 上田健)

白川で右折する車に別れてからスピードアップ。茶屋で林道にはいり土砂崩れが起きないことを祈りながら前鬼に向かい、途中でバーストしたタイヤ交換をおこなって、林道終点で代表一行と合流。いつもの宴会は新人さんの参加もあり、にぎやかでした。朝はしっかり睡眠をとり、目を覚ますと青空ものぞき始め、昨夜の雨がうそのようで、新緑が目にしみてきました。駐車地から、川に降り立つと昨年は水が無かったのに、今日はしっかりとした流れがあり、本流に合流すると、かなりの水量で、やや気が引き締まりました。有名なナメも流れに覆われ、いつものヒタヒタ歩きができず、小さな巻きに追われることが多かった。でも青空の中、明るい白岩の多い沢で、石楠花が薄いピンク色に咲いており、さらに木の葉の透き通った緑を見ていると、四季を奏でられる日本に生まれてよかったと、つくづく思いました。参加者が多く、渡渉場面では、細引きを張ったり、流れの弱点を読んだりして、互いに助け合いながら安心して本流遡行の醍醐味を、味わえました。そして夏にはアルプスの沢でも行って、流れと冷たさに打ちひしがれたいなーと思いました。二時間ほどで垢取り場に到着して、早めの昼食をとる。新人さんは魚を探しにいくが、魚形は見られず、季節的に早いのではないかと思える。ここから行者気分で、三重の滝見学に裏行場へ出発。さきほどからヘリコプターの音がやかましく、後で知ったところ、釈迦で滑落事案が二件発生し、一人が頚椎骨折で死亡していたとのこと。そんなことよりも、自分の体を鎖に頼って持ち上げることに精神を集中。古い鎖のお供え札には、弘化五年の文字があり、よう持ちこたえているなと思いました。三重の滝はそれぞれ単独の滝で、水量も多く、かなりの迫力があり、天気もいいので、滝パワーをさづけてもらったような気がした。滝に満足して、再び垢取り場へ戻る。もうちょっとしたらヒルがワンサカと出てきそうな林の中を、上田ペースで登りを追い上げ前鬼に到着。24年前は山道だけで、髭の生やしたゴローさんが小中坊を守っており、そのずっと前は、牛を抱いて峠をこえて、ここで牧場や畑、田んぼを耕し、行者の世話をするなど、集落の機能をもっていたとのこと。今は世界遺産とかでミーハーな人が来るようになって開けてきましたが良いのか悪いのか分かりません。ここからはアスファルト車道で帰り、途中、代表の隠し丸太で、ヘルメット一杯分のしいたけを取得。そしてのんびり駐車地に帰着し、いつもの片付けをして、本日の沢登りは終了。新人さんは沢登りに目覚めてくれたでしょうか。楽しく安全にやっていきましょう。
posted by 飄逸沢遊会 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | '06年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック