2006年06月15日

6/14 京都北山 虫谷林道から(2) 田中

虫谷林道〜コヤノ谷左岸尾根〜シンコボ(永谷)〜(県境尾根)〜杉尾峠〜スベノ木谷コル〜虫谷林道


 前回シンコボからコヤノ谷左岸の尾根を下った時何回も踏み間違ったので改めて下から尾根をたどることにした。尾根は登る方が易しいのでルートを確定させることが出来るかなと思って出かけた。県境尾根の未踏部分(シンコボ〜スベノ木谷コル)も歩いてみる予定だった。

 1.入り口の沢から尾根に取り付くところがきつい。別のルートが欲しい。
(前回の記録で沢の出合に新しい熊檻が設置されていると書いた。その中で「蜜蜂というのはおかしい、蜂蜜ではないか?」と書いたが間違っていた。よく見ると熊檻の中に蜜蜂の巣箱が設置されていたのである。檻の周りではかなりの蜂が飛んでいる。多分餌は谷に咲いているうの花だろうと思う。バイクはこの檻の近くに停めた。)
 2.高度500m付近での薮がキツイ。尾根に4本の大きなブナが残っているところが目印である。枝の張った2本が大きく、残りの2本は背が高い。その上で西側斜面の植林が上がってきている所がある。ここではほとんど道が消えており、荒れている。下の方の尾根は木の枝が被っていてもはっきりした道型がほとんどの所で残っている。昔はよく使われたのではないだろうか。
 3.600m程からブナ林に変わる。ここから上では道が判らなくなることはない。でもあまり太い山毛欅はない。シンコボの北尾根に乗ってから山毛欅が太くなる。
 4.コヤノ谷を詰め上がって2つ目の二俣で左岸にルートを取って緩い傾斜を上がっていくと薮を避けて尾根に乗ることが出来るかもしれない。
 5.シンコボから杉尾峠までは稜線の南東側(演習林側)の山毛欅が晴らしい。特に谷の源頭部を少し下ったところがいい。
 6.杉尾峠で植林の雑然とした山に戻る。昔来たことがあるが嫌になって引き返した事がある。古いガイドには杉尾坂が赤線で記入されているが植林帯の中に消えている。無いと言ってよいだろう。新しい植林帯なので何処かに仕事道があるのかもしれない。でも登山道としては存在しないだろう。虫谷の林道のダム上の川原(標高360m)に登山口という道標があったので入ってみたが廃道だった。川添いの道だったと思うが林道からの土砂で埋まっている。このダムや林道が作られたのはかなり以前のことだと思うのに何時までも修正されていない。
 7.杉尾峠からスベノ木谷のコルまでは荒れた植林帯である。もう歩きたくない部分である。杉尾峠から少し西に行くとはっきりした道が南東に延びる尾根に沿って降りていく。林道に出る道だと思う。この林道を西に終点までたどるとスベノ木谷の右股付近に達すると思う。(スベノ木谷の本流には林道は来ていない。)稜線のコルから下を覗くと林道の見えるところが数カ所あった。稜線をたどるよりもこの林道をたどる方が楽で樹のきれいだろうと思う。櫃蔵谷もスベノ谷の出合から上流はあまりたいしたことは無いという印象なのでこの林道はいいルートかもしれない。
 8.虫谷の林道は高度660mのスベノ木谷コルで稜線に達する。その先で崩れているがこのコルまでは大丈夫である。500mまでは幅の広い林道だがそこから上で狭くなる。作られた時期も違うようだ。(ここの林道は国土地理院のHPページにも載っていない。)
 9.八ヶ峰、五波峠、権蔵坂、杉尾峠、シンコボと全部つながった。尾根に食い込んでいる谷を少し降りてみるともっと良いところがありそうに思う。三国峠から上谷、野田畑谷付近は良いところだが人も多い。ちょっとうんざりする。しばらく演習林の県境尾根に通っているが今まで出会った人は全部で10人ほどである。
 10.京大のの演習林の県境尾根から北に流れる谷は全て「久多川」に流れ込む。「三国峠」から北に流れる水もこの久多川に流れ込む。久多川は大きな谷である。名田庄で南側に合わさって小浜を通り若狭湾に達する。京都府立大学の演習林のある「三国岳」の南斜面の水はやはり「久多川」に流れ込む。この久多川は南に流れて安曇川こ合流し、琵琶湖に流れ込む。美山町の境界に2つの「三国」があり、どちらも久多川がすぐ下に控えているというのは面白い。「三国」は意味のある言葉だが「久多」も意味があるのだろうか。名田庄の久多川流域一帯が「虫鹿野」という名称であるのも興味を引くものである。
posted by 飄逸沢遊会 at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | '06年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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