2006年10月22日

10/21-22京都北山由良川周辺 田中

 金ヶ丸谷に行くつもりで代表に届けを出したが寝過ごしてしまい、行き先を変更した。一年ぶりのテント山行である。脳血栓で入院してから泊まりに心理的なハードルがあった。「どんなところでも良いからとにかく踏み出さないと!」と思っていた。



コース  久多の滝谷林道終点→左岸支流から尾根道→一ボケ下降(泊)
     →一ボケ下降→大谷→由良川下降→ヤケ谷→天狗峠→一ボケ→林道
地形図  2万5千 「久多」

 21日
 コース変更をしたのを代表に届けてからゆっくりと出発する。2時間半で林道終点着。車が一台止まっている。誰も来ない山だと思っていたが登っているようだ。途中、梅の木から久多への狭い道路に観光バスが5台も入っていてうんざりした。針畑川沿いの道に入っていったので多分生杉から演習林に行くのだと思う。団体のせいで山が荒れたので入山禁止にするという通告を京大が出しているはずなのだが不思議である。

 昼食を食べてから滝谷に沿っての道に入る。5分で地形図に503とある支流に入る。ここからのルートは3つある。どれもどこかに傾斜のきつい所がある。荷物が重いので一番速く登れて比較的勾配の一定しているところということで二俣の間の尾根を登ることにした。とにかく最初がきつい。登山者が無理につけた道だからだろう。何回も使う山仕事の道であればこんな付け方はしないはずだと思う。何回も休みながら上がって稜線の890mのピークで長い目の休憩をした。年配の女性2人組がやってきた。滝谷の沢を詰めて天狗峠に登ってきたらしい。私の登ってきた道を降りていった。下にあった車は彼女たちのものらしい。ここから850mのコルまで下ってから一ボケに降りる。昔の炭焼き道があるので楽に降りることが出来る。斜面は山毛欅の大木が並んでおり気持ちが良い。70mほど下ると左から沢が入ってくる。栃の大木が目立つ。これが本流である。此処にテントを張ることにして整地をする。はじめはもう少し下ったところを候補に考えていたのだが、どうせ次の日の登り直さないといけないのなら高い方がよいと思って泊まることにした。少し傾斜があるので候補から外していたが一人なら何とかなるという判断である。下から3時間弱であった。取り付きはきつかったが後はそれほどでもなかった。
 周囲を片付けて、テントを張って、食事をして、・・・。5時に全部終わってしまった。寝るわけにも行かないのでたき火をすることにした。枯れ木はいくらでもある。水の側に木を集めて火をつけた。一人でのたき火は初めてである。火の側で守りをしながらぼんやりとした時間を過ごした。面倒くさくなって途中で火を消して寝ることにした。7時頃だった。

 22日
 うつらうつらしながら寝ていて明るくなったと思って起きたら6時前であった。ちょっと寝過ごした。水が入っていると思ってコッフェルをコンロに乗せたら中はポリ袋に入った米であった。ポリエチレンが溶けて張り付いてしまい米1合を駄目にしてしまった。もたもた準備をして沢装備で出発をする。1ボケの中ではふつうの靴で良いとは思うがどうせ、大谷から後は水に入らなければいけないからと靴は置いていくことにした。一ボケで大きい滝は高度700mのところにある合流点の滝、中流高度650mのところのゴルジュ、大谷出合手前の2段の滝である。700mの滝は右からはいる谷の方に迂回路がついている。(この右の谷には大きいブナがたくさんあるのでまた入ってみようと思っている。)合流点下流コンター680、左から沢の入ってくるところにテント一張りのスペースがある。はじめは此処をテン場に予定していた。前に来たときに整地だけして引き返したところだ。でも木の根があって2人寝るのは辛いと思う。ゴルジュは左岸をトラバースで道がついている。最初の滝3mの下が廊下になっておりその下に5mが続く。下の滝は左岸壁際を伝って降りることが出来る。でも古い巻き道がトラバース道に続いて残っているのでそれを伝って下まで降りる。出合手前590m付近で釜のある幅の狭い5mが出てくる。落ち口右からトラバースで踏み跡がある。その下すぐで滝上に出て行き詰まる。右から降りてきている尾根に踏み跡があり大きく巻き上がると1ボケ、2ボケの間の尾根を降りてきているしっかりした踏み跡に出る。そのまま大谷に下るが1ボケ出合の少し上流に出た。高いところから見た大谷はウットリするようなところである。まさに桃源郷というところだろう。この場所自体は3度目だが秋に来たのは初めてである。テントはいくらでも張ることが出来る。2ボケから降りてきてテントを張るということも可能だろう。巻き上がってから滝下に降りることも出来るがどちらでもいいだろう。下りは膝にショックが来ないようにゆっくり下りなければいけないので時間がかかる。テン場から出合まで2時間弱であった。とんとんと下る事の出来る人であれば1時間半あれば充分だろう。一ボケ出合から滝下まで見に行って戻ってきた。ここから由良川出合まで半時間ほど。出合にはテントひと張りのスペースがある。此処で腹ごしらえをして本流を下る。この付近、本流は木も水もあまり良いとは言えない。支流の方がきれいである。半時間ほどで左岸に沢が流れ込んで来る。ヤケ谷である。日本登山体系に「20mの滝が一つあって後は畳を敷いたようなナメばかりである」とあった。でもあまり関心した谷ではなかった。ナメもあまり無かった。ただ天狗峠に直登するルートという意味だけのように感じた。樹相もそれほどのものではなかった。天狗峠に上がるのであればカズラ谷右岸の植橋谷の方が良さそうに思う。太いブナの中に直接突き上げていきそうだからだ。このシーズンの間に登ってみたいと思っている。天狗峠に13;40着。水が切れてから上までの斜面がしんどかった。先週捻った足首が痛むので辛い。此処は登山靴の方がよかったと思う。この谷で2時間使った。明るい間に林道に下りなければいけないので余裕があまり無い。一ボケテン場に14:20。テン場発、15:10。890mピーク、下降点着、15:40。バイク着、17:10。何とか明るい間にバイクに戻ることが出来た。

久しぶりのテント泊で楽しかった。岩と滝ではなくて樹林の山旅のような山行である。尾根よりも谷筋、山腹の方が樹がきれいな場合が多いのでこういうコースになった。
posted by 飄逸沢遊会 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | '06年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも、きちんと山行記録をまとめられておられますね。
ここに、写真が1〜3枚程度、入れられたら田中さんの山行記録は、今以上に素晴しいものになると思います。デジタルはちょっと値がはるのが問題なんですが・・・
Posted by 梶谷 at 2006年10月24日 19:09
17:10バイク着、良かったっすね。微妙なドキドキ感、伝わってきました。
Posted by 鎌 at 2006年10月25日 23:52
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