2006年11月26日

11月26日 若狭 芦谷山727.0m〜三国山876.3m縦走  参加者、梶谷(レポ)

「アホ」こいた事をしてしまいました。
皆さん、こんなワテを「大馬鹿者!」と言うて
叱ってやってくだせ〜。



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山登りの経緯
 

 山と言う集落から野坂岳に登るルートがある。今から11年前、ワテが下山するために通った道でした。
 当時は、野坂岳から三国山を縦走するなんて積雪期でないと無理だと聞かされていて「いつか機会があれば・・・」と憧れのルートでした。ちょうど、ワテがルート・ファインディングに熱中し登山道のない山に足を運び始めた頃でした。
 かたや三国山。ワテが山登りを始めた頃に何度か足を運んだ思い出深い山。あの頃は、まだ若く山道を走りまわっていた自分がいた・・・

 ふたつの時空をつなげたくて、遠く敦賀の地でワテの山旅は始まりました。


ブナ林と古道の山旅


 早朝、タクシーで山の集落に入る。
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地図で現在地を確認してからアラ谷林道を歩き出すも11年前の記憶はどこかに置き去りにされている・・・

 晩秋の林道を終点まで歩き巡視路へ。
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「たしか沢沿いに大きなトチの木があったはず・・・」と思ってたら、あったのは大きなミズナラの木。人間の記憶なんて、いいかげんなもの。

 子尾根を登って行くと送電線の鉄塔に出る。
 展望がきく。
 野坂岳
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岩篭山
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敦賀の町並みと海・・・
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稜線に近づくにつれ素敵な林が出てくる。
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急登が終わり稜線に到達。
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待ちに待った芦谷山から三国山への山旅の始まりです。

広い稜線で地図から目が離せない厳しい山登りになると予想していましたが・・・
 ワテの心配もどこ吹く風。
 赤布・班界標石・切り開かれた道・・・
 ハイキングに近い山歩きとなりました。

 けれども油断は禁物です。
 ゴ〜ゴ〜とうなり声をあげる強風と
 熊のフン・・・
若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 019.jpg
それにしてもフンが小さい。
熊も食べ物が少ないので大きくなれないのでしょうか?
そんなことをしたのは人間。かれらの生活領域を奪っていく
我ら人間は罪深い生き物なんでしょうか?
それは弱肉強食という自然界の流れなのでしょう。

ブナを主体とする自然林を歩く山旅が始まりました。

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足元にはイワウチワの群落が・・・
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どんなきれいな花を咲かせるか
来年の春が待ち遠しいです。

後を振り返ると
こんもり盛り上がった野坂岳と日本海が
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東に目を向けると
遠くに琵琶湖が見える
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絶景ポイントがあった。

落ち葉の上にはブナの実がようさん落ちている。
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素敵なブナ林を眺めながら
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登ったあたりが芦谷山。

けれども芦谷山の4等三角点(点名、芦谷)がない。
あたりをくまなく探したが三角点が見つからない・・・

今日はハイキングと思い込みブナを主体とする自然林に
酔いしれてしまったおのれの至らなさにほかならない。

いくら赤布があろうと
やたらに班界標石が多かろうと
それが、めざす方向にあれば問題はない。
けれど、いつもそうだとは限らないんだと。
過去に何度も痛い目に遭ったことを忘れたのか!
今日は晩秋という時期にも救われてはいるものの
天候は芳しくはない。
いつ稜線がガスにつつまれてもおかしくない。
まして一人旅・・・

山に対して真摯に取りくんでいる岳人は
ワテに対して、こう言うだろう。
「なにをやってんだ!大馬鹿者!」と


ここからは読図をしながら
懸命に現在位置をつかもうとする。
しかし、P.866mも確かな確証をつかめぬまま
先に進むことに・・・

遠くに三国山が見えてきた。
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 気持ちは少し焦り気味。
ワテの気持ちとは裏腹に
山は素敵な雰囲気をかもし出す。

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 振り返れば日本海が・・・
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あくせくしてる人間と違って
大自然はなんておおらかななんだろう。

 目の前に縦走路から西に向って派生してる稜線が見えてきた。
支稜の規模・長さからも、この稜線がP.806mから派生してる稜線に間違いない。

 P.806mに到着。
ここで、ようやく現在位置を把握する。


 P.806m周辺はブナの巨木が多く、雰囲気も最高潮。
何度も足をとめ、ブナ林に酔いしれる。

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 ヌタ場に
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ブナの巨木の倒木・・・

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なんて贅沢な時の流れの中にいるのだろう。

 P.661mから新庄東越(コンター560m鞍部)への道は杉の植林の中を下る。
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尾根がなだらかすぎる・・・
はっきりした道がない。
赤布も途切れがち。
ここが、核心部だった。
堀切道を見つける。
今は使われてないせいか
道が荒れていた。
若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 087.jpg

新庄東越に到達。
若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 088.jpg
ここで雨が降り出してきた。

 折戸谷から道が上がっているのを確認し

三国山への最後の登りにかかる。

尾根を登りだすが、すぐに堀切道に出てしまう。
道は尾根をジグザグに登っていき稜線まで続いていた。

これだけの堀切道。
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昔は若狭と近江を結ぶ道として古人が頻繁に往来していたのだろう。
今は歩く人はいない・・・
いずれヤブに還ってしまうのか。
栄枯盛衰。時代の流れに取り残された道をゆく。

 杉の植林が出てきて
気持ちが醒めてしまっていたが
登るにつれて
ふたたびブナ林が姿をあらわす。

若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 095.jpg若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 097.jpg

古道は山の斜面の沿ってつけられている。
コンター756mは通り過ぎてから気づく始末・・・
きちんと読図が出来ない分だけ
ちょっぴり不満。


ようやく送電線下の第一鉄塔に到達。
展望がよい。
岩篭山が見えた。
若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 102.jpg

鉄塔から三国山までは、数年前、T中さん・M山さん・N下さんらと「ウツロ谷」からの下山の際、歩いている事を思い出した。

今回の芦谷山から三国山までの縦走は、
三つの時空をつなげる山旅だった。

それぞれの時空
尾根登り・沢登り・山域・若さと老い
アルパイン・読図と
さまざまな自分がいる。

時代とともにワテも絶えず変化している・・・
この先、どんな岳人になっていくのだろう?


「この先はヤブ漕ぎで苦労したなぁ。」という
不安は蚊帳の外。
三国山への道はきれいに切り開かれて
時の流れを感じてしまう。
ここにもきれいなブナ林が・・・

若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 107.jpg若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 109.jpg若狭 芦原山〜三国山 2006.11.26 110.jpg

ようやく琵琶湖も間近に見えてきた。
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小雨の降りしきる中、三国山に到着。
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さすが人気のある山だけあって
悪天にもかかわらず登山者がいた。

赤坂山まで歩きたいが、この雨じゃ厳しいか。

縦走を断念し黒河越に下りる事にした。

疲れてはいるが下るペースがやたらと速い。
ハイキング道のせいか?
いや違う。
山登りを始めた頃のペースを体が覚えていて
自然に足が動いている。

いかんせん、年を重ねてきた分
膝の関節が悲鳴をあげている・・・

若さを失っていく自分が悲しい。
もう、あの頃の自分には戻れないんだと・・・

黒河越から白谷の集落へ。

白谷温泉に到着。
八王子荘は、新たな別館ができて営業していた。
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山行の汗を流したかったが
バスがやって来た。
簡単な着替えをすませ
バスに乗り込んだ。



○コースタイム 山の集落7:11・・・稜線(コンター700m)・・・コンター806m10:22・・・P.661m10:51・・・新庄東越(コンター560m)11:13・・・送電線ひとつめの鉄塔11:56・・・三国山12:22〜12:25・・・黒河越13:05・・・白谷温泉、八王子荘14:00


○地図 2万5千分の1 「敦賀」「駄口」






 












 


 
posted by 飄逸沢遊会 at 17:43| Comment(2) | TrackBack(0) | '06年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前に一度三国岳の北尾根を一緒に歩いたことがありますね。うつろ谷に行ったときです。
アホこいたこととは?
一体何があったのですか?
Posted by 田中 at 2006年11月27日 19:48
北尾根は切り開かれて
ハイキング道になってました。
ヤブで苦労した頃が
懐かしいですね。
Posted by 梶谷 at 2006年11月29日 20:19
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