2013年08月06日

2013年8月4日 本沢川 黒石谷 (台高)

[参加者] Y田、幕内(記)、会員外1名
[天 候] 晴れ時々曇り
 沢初挑戦の段クライマーを招き、沢登りの魅力を存分に味わってもらってきました。黒石谷は噂にたがわぬ美渓で、ゴルジュ・滝・釜の雰囲気は最高でした。
 しかし、遡行は最低の結末でした。
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 暑い暑い大阪を離れ、ガスに覆われた大台ケ原ドライブウェイで前夜泊。キワダズコ周辺の路肩で焼肉とチヂミをたらふく食い、モヒートの瓶は渇水状態に。ボルダーを極めた若者の話は面白く、夜が更けて冷えてきたので車の寝床へ。

 翌朝5時起床。前泊のたびに体脂肪が増していってるのは気のせいではなく、ハーネスのベルトは先週より余裕がなくなっていました。黒石谷は沢中泊で遡行するのが一般的のようで、そこを一日で登りきるために7時に入渓しました。

IMG_8249-1.jpeg入渓。

 沢沿いの林道を20分程歩き、体が温まったころで水につかりました。毎回、沢靴に冷たい水が浸透してくる瞬間は、みぶるいするほど気持ちいいです。直登出来そうな滝もありましたが、時間短縮と体力温存のため巻き多めで、段クライマーにトップでいってもらいました。

 泳ぎを交えつつ、良いペースで男女滝の左側を直登、明神滝は左岸高巻き、扇滝は滝身をくぐり右岸巻き、続くゴルジュの小滝はガンガン直登!身体はものすごく調子がよく、テンションは上がりっぱなし!渓相は素晴らしい!!

 廊下を泳ぎ、いよいよ霞滝!下から見上げると俺でも登れそう。(この時点で冷静な判断が出来ていなかった。) 段クライマーも登る気まんまん。下段20mは難なく登れ、棚から上段20mを見上げる。上がるにつれ、ホールドが少なくなってそう。迷いは有りましたが、とりつきました。

s-P8040120 - コピー.jpg s-P8040123.jpg

 3mほど上がったところで、ガバは小さくなり、スタンスは外に傾いて、俺にはとてもつらい状態に。ここを抜けるとあとはまあまあ登りやすそう。段クライマーは後ろからついてきている。もう降りるのもつらいし、行くしかない・・・
 右足を大きく上げ、小さな外傾したスタンスに載せ、両手を確認し、左足を切り、だましだましぬるぬると体を上げる。

s-P8040125.jpg s-P8040128.jpgこの位置から滑落?

 体が上がりきり、左足をスタンスに載せる。が、小さい。右足が徐々に滑り出し、腕が縮こまる。右足が切れ、左足も切れ、そのまま真下に滑落しました。
 足に強い衝撃を感じ、続いて空が見え、後頭部を強打し、後転しました。鼻がツーンとして頭はぼーっとしていましたが、駆け寄ったY田さんが震えて歯をガチガチさせている姿を見て、事の重大さに気づきました。

 立ち上がってみると、頭はフラフラしていましたが、痛い箇所は無く、出血もありませんでした。段クライマーはすでに取りついていた滝をそのまま登り切り、我々は棚にハーケンを打ち、懸垂下降で下段を下りました。

 段クライマーにはとても心配をかけました。霞滝の落ち口からは下が確認できず、声も届きませんでした。彼は左岸から巻き下ろうとし、踏み跡の無い斜面を登っていました。俺の安否確認すらできないまま30分以上ひとりで慣れない斜面を登り、脱水症状の不安と遭難の不安を感じながらも行動を続けた彼には感服しました。
 

 Y田さんと私が落ち口にたどり着き、段クライマーと合流し、相談した結果、遡行はここで打ち切りとし、登山道を下山することになりました。

 無事に下山できたのは、Y田さんの冷静な判断と段クライマーのおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございました。そしてご迷惑をおかけしました。

 自分の無力を反省し、鍛練と減量に励みます。そして来年、再び黒石谷を登ります。
posted by 飄逸沢遊会 at 14:38| Comment(3) | TrackBack(0) | '13年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ガンガンハイスピードで、リードで次々と滝を登って行かれるM内さんはまるで何かに憑りつかれているようでした。

あの高さから滑落し、無事で済んだのはまったく奇跡です。

次回の黒石谷楽しみにしています!

http://blogs.yahoo.co.jp/ikko1175/54390228.html

Posted by ikko at 2013年08月07日 12:41
幕内君へ
ケガ無く良かったですね。
ケガしたら沢にいけなくなりますよ!

いつも幕内君にロープを持たしている意味がわかったかな?

きかいがあれば一度、二人で山行しましょう、宜しくです。
Posted by O西 at 2013年08月07日 22:12
 怪我がなかったようでなによりです。
自力下山できてよかった。
 OJTならぬ実地訓練でお互いスキルアップして行きましょう、同行者のためにも。
 今回同行された方々、お疲れさまでした。
Posted by N村 at 2013年08月15日 06:56
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