2007年04月12日

4/12 丹波山地 カヤマチ山 田中

 氷上の清住にあるカタクリの群生地を見に行ったついでに上った山です。標高748.3mで三角点があります。自然林と植林の合わさった里山です。昔は炭焼きの山だったようです。たくさん窯跡がありました。バイクで往復200km走ってカタクリだけでは勿体ないので登ってきました。道路地図だけで見当をつけた山です。



 ここのカタクリはまるでレンゲ畑のような感じで咲いていました。農道の脇の斜面にびっしりです。でも囲いがしてあります。
マキノの赤坂山や大谷山への登山道の途中に咲いているようなのが数は少なくても山の中の花という感じがします。どこか人の行かない山の斜面にびっしりと生えていると嬉しいのですが。
 去年御池岳で会った人が「花のあるいいところに行こうと思ったら登山道だけでは無理だ」と言っていました。そうだろうと思います。
 カタクリは寒冷地の植物だそうです。カンアオイ、岐阜蝶とワンセットです。低温と日当たりという一見矛盾した環境が必要だそうです。西日本では管理されたクヌギ、コナラの林が生育地でした。薪炭材料として絶えず人の手が入って維持されていた林です。放置され、灌木が茂って常緑樹が育つ様になるともう駄目だといいます。発芽してから花が咲くまで8〜9年かかるということです。夏場高温になると枯れてしまうということでたいてい生育地は北斜面にあります。地表部は枯れてしまって1年のほとんどは地中だけで生きているというのですから踏んだら終わりです。
 清住は町が管理しているようですから囲いは張りっぱなしだと思います。京都の小塩山のものはボランティアが地主に断って開花時期だけ囲いを張っています。花の時期が終わると囲いは撤去すると聞きました。その違いが案内板にでています。清住では花の写真とアリが種を運ぶ、カタクリの花の密を岐阜蝶が吸うという説明だけです。小塩山では1年生、2年生、・・・と開花までの成長過程を詳しく説明しています。先日、これがカタクリの1年生だというのを見ました。ヒゲのような細い葉っぱのものでした。花にしか興味がない人は踏んでも気が付かないだろうと思います。

 カヤマチ山は標高400mまで林道で入りました。油利ヶ谷という札のあるところの広場にバイクを停めました。この先で林道が崩れています。歩くとすぐに左に谷が分岐します。20mほどの滝がかかっています。元の道に戻って峠を目指します。また谷が別れます。峠ヶ谷という札があります。ずっと植林が続きます。峠から尾根をしばらく登ると東側に自然林が出てきます。西側はやはり植林です。傾斜は思っていたよりもきついです。でも道路地図だけのイメージですから適当です。頂上まで1時間ほどでした。犬を連れて歩く家の近くの山と似たような感じです。三角点があるということで結構登られているようです。昼食の後迷った末元に戻らずに三角ルートを取ることにしました。頂上から北東側に自然林の斜面が見えたからです。地図は持っていませんが元の林道に下りればOKです。ルート判断と方向感覚のトレーニングです。磁石は持っていますが使わないことにしました。天気がいいので影の方向で判断できます。
 自然林の斜面をトラバース気味に下りていくと尾根のコル下のカール状にでました。かなり太い木が残っています。モミの木も太いのがありました。ここから谷に下ったのですが水がなかなか出てきません。窯跡がいくつも出てきましたから炭焼きの基地だったようです。左岸に植林が出てきました。水が出てきてしばらくで湧谷という札がありました。すぐに登りで通った峠ヶ谷の二俣に出ました。
posted by 飄逸沢遊会 at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | '07年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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