2016年07月26日

2016年7月24日 絵馬小屋谷の下部 (台高)

[参加者] YS田(L)、YN田、TN崎、KY谷、野村(記)
[天 気] 曇り

 YS田氏のたっての希望もあって五ヶ所滝リベンジにやってきた。
 私にとっては、入会して間もない3回目に入った沢中泊の印象深い沢である。
当時、五ヶ所滝の区間は左岸から巻いたため、その全容はまだ見たことがなかった。
 メンバーそれぞれに想いを抱いての山行であり.....

     絵馬小屋谷 下部_160724_132822_51.JPG     絵馬小屋谷 下部_160724_115214_29.JPG
絵馬小屋谷の行合は実に印象的    五ヶ所滝(下部)の威容
 
◆アクシデント(その1)  待ち人来たらず、すれ違い

 朝7時、蓮ダムの赤い橋のところに集合(のはず)。現地集合といえばだいたいココである。

 前泊組(国道沿いの波瀬出張所の駐車場にて)は、赤い橋に6時40分頃には到着してメンバーを待つ。
7時10分前にはYS田氏到着。
 あと1名、7時を回ってもなかなか来ない。
「誰かさんと違って、あの人のことだから遅れるはずがない。どうしたのかなぁ。」
赤い橋では携帯もつながらず確認のしようがない。ダムまで行って連絡してみることに。
相手は圏外なのか不通。近くまで着ているのかも...と橋に戻る。
 まだ来ない。当初の前泊予定地だった東屋の広場まで行ってみるも車は見当たらない。
時間は過ぎていく。ダムに戻って再度携帯に連絡を取ろうとするも、やはり不通。
圏外ならもうすぐそこまで来ていることになる。もう少し待つとしよう。

 もう着いてもいい頃だが、なぜ来ない?
交通事故? 車が転落? 大怪我? 急な発作...  あらぬ思いが次々と沸いてくる。
 手分けして情報収集に走る。
交番を尋ねるも、桜井市からこちら側で交通事故の情報はないとのこと。
通って来るだろう青田川沿いの道路を国道まで走るも事故や転落の形跡はない。
間もなく9時、2時間が経ち、不安はますます募る。
 分散した4名が揃ったところで、自宅に連絡を取ってみようとダムサイトに戻る。

 と、となんと、携帯がつながった。待合せの赤い橋にいるとのこと。
え、なんで? どういうこと?
まあ、無事で何より。自宅に連絡を入れなくてよかった。騒ぎが暴走しかねないところだった。
(今思うに、赤い橋からなんで携帯つながったの?)

片や。
6時半前には当初の前泊予定地に着くも誰もいない。先に出たようだ。
(実は前泊地はより快適な場所へと変更されていた)
6時半、赤い橋まで来たが誰もいない。みんな先で待っているのかも。
(あと5分待てば出会えていたのに... せめて7時まで待つ気があればすぐ会えたのだ)
林道入り口に着く。ここにも誰もいない。もっと先の入渓地まで車で入ったのかも。
(思い込みとは怖ろしい)
悪路のため進入できない車を入り口に留め置き、入渓地まで林道を歩く。片道約30分。
しかし誰もいない。
(事前の連絡もなしにそこまで先に行くわけないっしょ)
しばらく待つも姿が見えず。先に入渓したとは思えず、何かおかしい。
(そりゃそうでしょ)
歩いてきた林道を戻り、赤い橋まで車を走らす。連絡してみる。 あっ、つながった!
(なんと神がかり的)

 道中、なにやら怪しげな、日の丸の旗。捜索願いの立て札。 ん〜、何とも...
さて、気分を新たに。

9:30 というわけで、遅れ馳せなから、入渓
9:40 ゴーロの沢を辿ると、間もなく行合に到着
   ここの行合は何度見てもすばらしい。壁の隙間から見える緑の鮮やかなこと!

   絵馬小屋谷 下部_160724_094100_04.JPG   絵馬小屋谷 下部_160724_094230_07.JPG
       行合(通称:夫婦岩)どっちが♂でどっちが♀?

 小滝をいくつか越えると深いゴルジュとなり、その奥に、ヒョングリ状に勢いよく落ちる滝しぶきが見えて来る。五ヶ所の滝である。

     絵馬小屋谷 下部_160724_094957_08.JPG   絵馬小屋谷 下部_160724_095614_09.JPG

  絵馬小屋谷 下部_160724_102455_13.JPG   s-P7240005.jpg
    五ヶ所滝手前のゴルジュ         五ヶ所滝に到着
  (巻くなら両岸ともこの辺りから)

10:30 五ヶ所滝
 本日のメインイベント。わくわく半分、どきどき半分。
 滝しぶきの左手、正面の巨大CSの上に出るのである。

絵馬小屋谷 下部_160724_103315_17.JPG    絵馬小屋谷 下部_160724_103324_18.JPG
      五ヶ所滝と釜          ルートは大CSの左沿い

絵馬小屋谷 下部_160724_105437_25.JPG s-P7240010.jpg s-P7240012.jpg
      
 釜を泳いで取り付く。しっかりした足場はないが、立てる箇所は見つかる。
ホールドもスタンスもあるが、濡れていてちょっと不安。でもなせば成るもの。
普段のトレーニングを怠っている身には、時間をかけるとどんどん疲れてくる。
 クラックに拳を噛ませるも濡れているので抜けやすく不安が付きまとう。思い切りも重要。
CSと壁の隙間クラックに届けば、カムで支点確保。しっかりしたホールドもある。
最後はCSだが、小さいCSを注意して利用すれば比較的容易に上がれる。 
 実際の細かなところはその場に行ってからのお楽しみ(次週行く方々、頑張ってね)。


◆アクシデント(その2)  崩落

 さて後続だが、大CS左手のルートは少々厳しそうなので、大CSの裏側に入り、累々と重なる大転石で作られたチムニーを、YS田氏の確保のもとで登ることにする。
 大CSの裏まで、滝裏を通り釜に飛び込んで泳ぎつく。

絵馬小屋谷 下部_160724_111822_28.JPG   絵馬小屋谷 下部_160724_111815_27.JPG
   大CSの下を潜り込む     狭い空間だが上はチムニー状に開いている

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            大CSの裏側からの情景

 先頭のT氏がまず大CSの上に出た。 次はK氏。
 登り始めた時だったろうか、長径50cm以上はある背後の転石が数個、雷鳴のような音をゴルジュ内に轟かせて崩落(ちょっと大げさか)。一瞬、何が起こったのかわからなかった。大CSの下から落ちてくる転石が垣間見えた。
 K氏は足を打撲したものの、幸い大怪我には至らなかった。奇跡的かも。
 片や、傍らで座って順番を待っていたY氏は落ちてきた岩塊に挟まれて足が抜けない状況となった。
だがこちらも幸い岩の隙間に挟まっただけで怪我には至らず、K氏の怪力で岩塊を持ち上げて脱出に成功。ますます奇跡的。神がかり。
 2名とも何とか大した怪我もなくやりすごせたものの、下流の観音滝の下まで戻って休憩することに。
大事に至らなかったことで、残りの者は五ヶ所滝を上がったあと、巻き道を通って下り、合流することにする。よかった、よかった。

    
 釜のへりに残っていた私は、YS田氏のセットしたギアの回収のため(という名目で)大CS左のクラックに向かう。
 湿った壁とフェルト靴のせい(?)もあり、残念ながらワンポイントでカムを握ってしまった。無念。
でも、おもしろいです。

   s-P7240019.jpg   s-P7240021.jpg
      何とか離水       自分にとってはここが核心だった
 
 なお、大CS裏のチムニーはしばらく要注意である。崩れやすくなっているかもしれない。

    絵馬小屋谷 下部_160724_115307_33.JPG
    チムニー状のルートを上から見た写真
    (立体感がなくてわかりづらいけど)

 五ヶ所滝の岩をくり抜いて曲がりくねる威容もさることながら、すぐ傍らにはガレた沢があるのにこちらを流れず岩を貫いて流れるようになったのか、摩訶不思議である。

絵馬小屋谷 下部_160724_121530_43.JPG  絵馬小屋谷 下部_160724_115800_35.JPG  絵馬小屋谷 下部_160724_120002_39.JPG

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         五ヶ所滝の上流部


 右岸の巻き道を辿り、懸垂(20m)で河床に下り、観音滝へ。
13:50 入渓地点(駐車地)に戻る

 いろいろあった今回だが、大した怪我もなく、ホント何よりでした。
 集合場所は、可能な限り電波の届く場所がいいですね。気に留めておきましょう。
posted by 飄逸沢遊会 at 08:09| Comment(2) | TrackBack(0) | '16年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いろいろあったようですが、大事に至らなくて良かったです。
7月31日に同じルート行ってきます。
吉田さんのカム、残置してて欲しかった・・・
Posted by まくうち at 2016年07月26日 11:57
特に0.75のカムは残置して欲しかった。。。。
Posted by さいとう at 2016年07月26日 21:48
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