2007年06月17日

6月17日 飛騨 猿ヶ馬場山1827.4m 大瀬戸谷源流遡行   参加者、梶谷(レポ)

「いつか、きっと登ったろう!」と
思い立ってから11年。
ようやく夢がかないました。
ワテが読図に打ち込んだのも
沢遊会に入会して沢登りを始めたり
岩登りに精を出したのも
原点にあったのは
猿ヶ馬場山にかけた想いでした。


猿ヶ馬場山07.6.17 043.jpg高嶺の花と想い、ワテには縁のない山と
あきらめていた猿ヶ馬場山が
すぐそこにある・・・

気持ちが高まっているせいか
深夜の3時過ぎには目が覚めていた。

早朝5時にもならんうちに
天生峠を出発。

天生峠駐車場.6.17 001.jpg

頭の中は、猿ヶ馬場山のことで一杯だ。
目の前に、天生湿原や木平湿原、すてきなブナ林が出てきても
眼中になし。
プレッシャーのせいか
左足がひきつけを起こしかけている。
先週の銚子ヶ峰に続き
今日も運に見放されているよう・・・
せっかく来たんだ。
行けるとこまで行ってみよう!

籾糠山に到着。

籾糠山.6.17 003.jpg

北アルプスに御嶽山と素晴しい眺めだ。
めざす猿ヶ馬場山も、すぐそばに見える。

猿ヶ馬場山.6.17 004.jpg

近そうに見えるが、なかなか手強い山でした。

スミ子平(コンター1640b鞍部)から下りるはずが
気がはやっているのか
コンター1660b鞍部からルンゼを下りる。

1660b鞍部.6.17 007.jpg

出だしは、痛烈なヤブ漕ぎ。
予想より傾斜のきついルンゼ。

ルンゼを下る.6.17 011.jpgルンゼ6.17 012.jpg

しかも、はっきりしたルンゼの出合がなかったので
下山ポイントを間違えたことに気づく。
けれど、「沢や」レベルの下り。
いつも体験しとることなんでプレッシャーはない。

最後の3b滝を下りると大瀬戸谷源流です。

大瀬戸谷源流07.6.17 015.jpg

清らかな沢。

ここから沢下り。
はやる気持ちが強い分
コンター1510b出合までの
300bを歩いた時間が長く感じられました。

ようやく出合に到着です。
猿ヶ馬場山の山頂に向け
沢登りの始まり、始まり。

最初は河原歩き。
左岸にガレ場を見てからしばらく行くと
滝が出てくる、出てくる。

滝の連段 023.jpgnR2007.6.17 024.jpg滝のお出ましだ07.6.17 025.jpg

二条5b滝。

二条5b滝.6.17 026.jpg

ここは、右側の流れにかかる倒木を使って登る。

ナメ滝が出てきた!

ナメ滝 027.jpg

けんど、滑りやすいので要注意です。

3b滝。

この滝は巻きました。 029.jpg

この滝は、きわどく登れそうだったけんど
釜が深く
落ちたら首まで、つかりそうだったんで
左岸から巻きました。

滝の連段が終わると
奥の二俣。

ここは右俣に入る。

ここまで遡行してくると
沢はルンゼになる。

2007.6.17 032.jpg

水が途絶え
荒れた山道のような雰囲気となってきた。

残雪があった。

残雪 033.jpg

やがて笹が頭上をおおいだし、

笹ヤブ突入!034.jpg

最後は、笹のトンネル。

笹のトンネル道を行く 035.jpg

ルンゼは消え、
ネマガリダケのヤブ漕ぎが始まりました。

一面、笹の海でんがな。 036.jpg

地図では、高度差50bの登りなんですが
実際には、80bを越えるヤブ漕ぎの登りだった気がしました。

ここで嬉しいハプニング。
先ほどまで
左足の引きつってたのが
ヤブ漕ぎが始まったとたん
いつもの元気印の足に戻る。

こうなったら怖いものなし!
山頂も近い!
勢いに拍車がかかり
エンジン全開でんがな演劇

ふり返れば、北アルプスの遠望が・・・

北アルプス 037.jpg

赤布が見えた!

稜線、到達。38.jpg

努力の甲斐あって
頂稜に着きました。
この赤布、絶妙な下山ポイントに付けてありますな。
もしかして「沢や」が付けたものかも。

ふと、西を見ると
白山が見える。

白山 039.jpg

北アルプスに白山と
今日は、なんて贅沢なヤブ山に訪れたのでしょうか。

あとは、コンパスを見ながら
踏み跡を辿るだけ。

そして、悲願の猿ヶ馬場山の頂上に到着。

猿ヶ馬場山頂上 041.jpg

「猿ヶ馬場山に登ろう!」と決めてから
11年たって、ようやく登ることができました。
嬉しさが、心の底から湧き出してくる。
ワテの山登り人生に、
光り輝く思い出ができました。

「あんたが、いたから
ワテは、一人でここまで登って来れたんや。
あんたがワテを育ててくれたんや。
本当にありがとう。」と礼を言って
山頂を後にする。

もう一度、北アルプスの遠望を楽しんでから

北アルプス遠望 044.jpg

下山開始。

小まめにマーキングしてたので
一気にルンゼに下り立つ。
単独行のため
滝場で二度ザイルを出したが
順調に大瀬戸谷源流に戻る。
一気にルンゼを登り返し
そのまま籾糠山までノンストップで
登りきる。

籾糠山は、登山者で大賑わい。
さっきまでの静けさとは
えれ〜ギャップでんな。

ここで、ワテ、写真を撮ってもらいました。

「ほっ」としとる男前で〜す 053.jpg

あとは、天生峠まで帰るだけ。
道すがら、
素敵なブナ林や

ブナ林 056.jpgブナ林 057.jpg

天生湿原を楽しんで

天生湿原 059.jpg

天生峠まで歩いたのでした。


○コース・タイム  天生峠4:43・・・籾糠山6:22〜6:39・・・1660b鞍部6:49・・・大瀬戸谷源流7:20・・・コンター1510b出合7:56〜8:00・・・奥の二俣8:45・・・頂稜到着10:06・・・猿ヶ馬場山10:12〜10:17・・・下山開始10:21・・・奥の二俣10:52〜10:57・・・コンター1510b出合11:49・・・コンター1660b鞍部12:24・・・籾糠山12:35〜12:45・・・天生峠13:51


○地図 2万5千分の1 「平瀬」




posted by 飄逸沢遊会 at 20:18| Comment(4) | TrackBack(0) | '07年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっと、痩せはったんちがう??
Posted by tubo at 2007年06月21日 16:36
思い入れの強い山やったんですね。
Posted by Y口 at 2007年06月22日 00:53
これからは沢いきまくり?
Posted by tkd氏 at 2007年06月22日 10:44
TUBOさん、ワテ、ちょっとは痩せましたで〜
恋の病じゃありまへんで〜
熊の花子がワテの食いモンまで食べてしもうて・・・

山口さん、夢は持つもんです。
人間、ひっちゃきになってやれば
何か次につながるもんが
見つかるもんですわ。

武田ちゃんへ。
もうそろそろでんな。
Posted by 男前 at 2007年06月22日 17:15
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