[場所]大峰 吉野川水系 上多古川
[参加]吉田 西田 大保 体験2名 幕内弟(記)
[天候]曇り後雨
吉田さんと釜ノ公谷へ行く予定でしたが、
体験のお二人が参加されるということで、
天気も微妙ということで、
何より幕内が肥満ということで、
コンパクトな矢納谷に変更。
吉田さんと幕内には、記録にはあるけど記憶にはない矢納谷。
今回はかなり記憶に残る山行になりました。
7:50
蛇谷の手前の広場に駐車。6台くらい停められそう。
8:15
矢納谷出合い到着。
出合いから、なんとなく右岸へ進むが間違い。山の神の祠は左岸にあります。
祠の手前から沢へ降り入渓。水量はやや多め。
この沢へ来るのは4年ぶり2回目ですが、記憶にありません。
部分部分をなんとなく覚えていますが、あやふや。
入渓後、しばらくは岩間を快適に登りました。
たくさん連続する小滝もなかなかの水量。
9:00
15m滝。
左岸から巻く。
いやらしい斜面は吉田さんがリードしてくれました。
体験参加のかたにも優しい吉田さん。
幕内がシンガリで、皆が登るのを待っている時、
吉田さんが張ってくれたロープをカエルが登っていました。
怖がらせては気の毒ですので、吉田さんには黙っていました。
はしごをこえて、再び沢へ。
直登できそうな3〜4m滝が連続してありましたが、体重過多の僕では無理。
無理せず見送って巻きました。
10:00
昇竜ノ滝。
なかなかの水量で見ごたえがありました。
滝手前の川原でちょっと休憩。
ここから再び左岸巻き。
雨でしっとりした斜面はよく滑りました。
10:45
重い体でヒーヒー言いながら巻き。とにかく暑い。蒸し蒸しする。
索道の支柱をこえたら踏み跡が沢へ降りていきました。
沢へ戻ると二股になっていました。
右の本流へ。
流木とワイヤーを華麗に超えて行く吉田リーダー。
11:00
6m滝の釜で火照った体を冷ましました。
この滝は、吉田さんの判断で右岸巻き。
巻き途中には、斜面に大岩がありました。
まさかこれが菊の窟??かと、盛り上がりました。
小さく巻いて沢へ戻りました。
11:30
沢中に赤い岩が出てきました。
湧き水っぽいのでペットボトルに補充しグビグビ飲みました。
この時は知りませんでしたが、上部の沢でイノシシが死んでました。
赤ナメクチキノ滝、到着。
すごい迫力。
体験のお二人は感激していました。
さあ、今日はここで引き返しましょか〜って思っていたら吉田リーダーはまだまだ行くとのこと。
幕内の体力はそろそろ限界です、、、
左岸から赤ナメクチキノ滝を巻く。
この巻きは小さくて楽でした。
11:50
沢へ戻れば、岩のゴロゴロ詰まった小滝の連続。
メンバーそれぞれ、思い思いのルートどりで楽しく進む。
12:20
ついにコーリン滝の下に到着。
中段ではしゃぐ大保さん。
さあ、右岸ルンゼを上がって下山の山道を探す。
このルンゼ、かなりしんどかったです。とにかく体が重い。
雨もパラパラと降り始めました。
尾根に上がり、夫婦杉の間を通って北西へ進むがすぐに切れ立った斜面で進めなくなった。
夫婦杉まで戻り、東へ少し下り、尾根の岩壁を巻くようにトラバースしました。
僕の薄い記憶では、尾根へ上がったところが下山路。そう信じて無理矢理に尾根の岩壁をトラバースしました。
13:00
悪い箇所は吉田さんのリード。
偵察に行った吉田さんをビレイしていたら、雨が大粒に変わりました。
寒い。
この先が不安で遭難しているような気分になりました。
13:30
偵察に行った吉田さんが戻り、この先は進めないとのことで、一段降りることに。
吉田さんの見事なロープワークを見せていただいて、勉強になりました。
14:00
2回、懸垂下降で踏み跡っぽい所へ降りました。
支流の左岸斜面です。
踏み跡をたどればすぐ本谷へ戻れました。
本谷の左岸の踏み跡へ上がり下山。
14:50
索道の支柱まで戻る。
15:15
巨木。すごい巨木。
そこからすぐにハシゴに出ました。
ここで別の沢パーティが追いついてきました。
懸垂下降してどんどん下山。
幕内はもうフラフラ。滑って転んでドロドロになりました。
16:00
山の神の祠。
16:20
車へ到着。
4年前に、吉田さん米田さんに連れて行っていただいたときの記憶はほとんどありませんが、今回の矢納谷は強烈に疲労した記憶が、ずっと残ると思います。
リーダー吉田さん、ご一緒してくださった皆さん、どうもありがとうございました。
幕内は痩せますので、また一緒に沢へ行きましょう。