2017年07月11日

2017年7月9日 ミネコシ谷〜奥の右俣(台高、堂倉谷)

[遡行日] 2017年7月9日(日)
[コース] 大台ヶ原駐車場(7:00) − 日出ヶ岳 − ミネコシ谷(下降)− 堂倉谷本谷
      − 奥の右俣 − 正木峠 − 駐車地(16:10)
[参加者] YN田、YM口、YM中、T-SI藤、A立、野村(L/記)
[天 候] 曇り一時雨

 堂倉谷の上流域を下って登る、かねてよりたどってみたいと思っていたコースである。
 日帰りで行けるのもうれしい。 ドライブウェイ様々ってところ。

堂倉谷 ミネコシ谷下降_170709_075841_10.JPG

 今回、ミネコシ谷の源頭(ミネコシの道標あり)からではなく、その先のシャクナゲ平から下った。
 沢100の遡行図中の流木帯を避けるためであったが、沢床に下りてまもなく倒木帯に遭遇。
 はたして成功したのか失敗したのかはわからない。

 奥の右俣では滝の多くは巻くことになる。この沢単独では、今ひとつの印象だが、別沢の降渓と組み合わせることで、何とか一人前のコースになっているような気がする。
 今回はガイドブックに従ってミネコシ谷を下ったが、逆コース、もしくは奥の左俣を下ってミネコシ谷を上がってみるとか、いろいろチョイスして遊んでみるのも面白いかも。
 
5:30 寝不足で前泊地(蜻蛉の滝公園駐車場)を出発。 こんなに早い出発はめずらしい。
6:30 大台ヶ原の山上駐車場 着
7:00 身支度を済ませて駐車場を出発
7:30 日出ヶ岳 着 
 高曇りながら、青空も少しだが垣間見える。 けっこう持ちそうな天候に安堵。
 シャクナゲ平の道標から斜面を下るが、藪はなく快適。
8:10 ミネコシ谷 入渓
 下り始めてすぐ、ウスヒラタケをゲット(今、我が家の冷凍庫で眠っている)。 手の平大の怪しげなキノコも....(ゴミ箱で眠っている)
 岩溝にかかる6m滝、滝に覆いかぶさる倒木・流木帯。穏やかな渓を下っていくと、目の前がスパッと切れ落ちた。18m滝の登場。
 
堂倉谷 ミネコシ谷下降_170709_084823_26.JPG
 18m滝の落口まで、さらに4mほどの斜滝が

 左岸に巻いて懸垂2回。 18m滝に続く2段20m滝をまとめて一気に下る。

堂倉谷 ミネコシ谷下降_170709_092718_29.JPG
 見上げるとこんな感じ。 登ると楽しそう。

 さらに先を進む。 13m斜滝。
 降渓は、これから下る滝が何mなのか、どんな滝なのか、さっぱりわからない。

堂倉谷 ミネコシ谷下降_170709_093208_33.JPG
 下ってみて振り返ると、 お~っ、って感じ。 やはり下るより登る方が楽しい。

堂倉谷 ミネコシ谷下降_170709_094050_36.JPG
 10m斜滝(かな?)の落ち口にて

 ゴーロや岩間の滝などとくに難しいところはなくどんどん下る。

堂倉谷 ミネコシ谷下降_170709_102426_52.JPG
 緑に覆われた岩稜的なインゼルの両サイドに滝が形成された、なかなか見ごたえのある景観

 滝は小粒ながら、開けた空間とともにスケール感がある。青空なら、さぞかし。
 左岸側の滝を下った。
 このあともいくつかの小滝や岩間の滝を過ぎ、滝芯を直に下れない3mほどの滝を右岸から巻き下りると堂倉谷本谷との出合となる。

10:40 堂倉谷本谷との出合 着
 駐車場から3時間40分。まあまあのスピードである。ガイドブックでは約3時間とある。

堂倉谷 ミネコシ谷下降_170709_104313_64.JPG
 堂倉谷本谷との出合

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_104749_65.JPG
 かつて見た気がする大きな釜(本日はじめての泳ぎを楽しむ)

 さすが本谷、渓が大きい。 ただ、水が黄色い感じがしてならなかった。錯覚だろうか。
 堰堤を両岸から勝手気ままに越え、奥ノ左右俣との出合にて昼食。 順調順調。 まだ雨が降る気配もない。
 
11:30 奥の右俣と左俣との出合
 本谷を離れて10分程度である。

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_113122_70.JPG
 右が右俣 (あたりまえか...)

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 右俣の入り口には大釜を携えた3mナメ滝  早速へつりの洗礼

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 つづく大釜の6m斜滝
 泳ぐ計画でいたが、メンバーにさっさと巻かれてしまい...   ついていく。

 落ち口に下りてナメ滝の流れを辿るも、すぐにまた8m滝。これは巻くしかない。

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_114919_79.JPG
 右か左か迷ったが、左から。

 巻きの途中で、次の滝を見に渓底に下りたところ、3mほどの滝があった。深くて暗い緑色の釜がきれいだった。
 巻き終えてしばらくで、大滝が見えてきた。

12:30 40m(25m)大滝

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_122714_85.JPG
 25mが正解に近いだろう。 水量は少ないが、端正な滝姿である。

 さて、ここからが今回の山行の核心である。 巻きルートは見つけられるか、どれくらい時間がかかるだろうか。
 時間がかかったとしても明るいうちには車まで戻れるとの思いもあり、精神的なあせりはなかった。

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_123937_89.JPG
 Y氏、S氏、私と、それぞれにルート探しに散る。
 程なく、Y氏が壁に取り付き姿が見えなくなる。
 声をかけると、行けそうとのこと。 あっけなく核心は終わる。 
 動物的勘なのか、千里眼なのか、はたまた偶然なのか。 いずれにせよ、感謝感謝。
 安全を考えて2番手がロープを張り、メンバーがあとに続いた。
 YM女史はかなり怖かったそうです。

 滝を越えてからは、ナメやゴーロの比較的穏やかな渓相がしばらく続いた。
 カミナリもゴロゴロ鳴り始めた。 

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_133736_97.JPG
 流木の刺さるCS4m滝 
 流木はかなり痩せた感じだったがまっすぐ伸びており、相当堅い木なのだろう。
 2名は滝身を、4名は右手を小巻きする。

 すぐに13m滝が横向きに現れる。
 渓が左に屈曲したところに架かる滝であり、枝谷の滝かと勘違いするほど。

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 水量が少ないうえに、滝下には流木が山積み。 天気も相俟ってなんとなく可哀想な姿である。

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_135130_104.JPG
 一反の布を垂らしたような滝だが、それに比べて驚くほど釜は深い。

 この6mほどの斜滝の上部はナメとなっている。

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_140502_107.JPG
 このナメは勾配があるので、スリップしたら滝下まで一気に行っちゃうかも

 岩間の滝やゴーロを越えていく。 いつの間にかバラバラと雨音も。
 チョロチョロ水も伏流して消え、長いゴーロ帯に喘いだとの遡行記録も見たが、今日の天気のせいか比較的快適である。きついのはきついが。
 そのうち水も戻ってきた。

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_150209_112.JPG
 そろそろ源流部、枝分れした谷に行く先を迷う場面もあったが、ここまで来れば出たとこ勝負。
 時間もあるし、何とかなる精神で辿る。

 程なく渓の勾配はきつくなり、ザレた感じで登りにくくなったこともあり、渓を離れて尾根を進む。
 雨も止んだようである。

堂倉谷 奥ノ右俣_170709_151308_114.JPG
 地形図に記された岩壁にとり巻かれる心配をしつつも、ひたすら樹木と小笹に覆われた尾根を辿る。

 谷筋を離れてちょうど20分、たった20分で登山道に出た。
 すべる小笹の斜面、気持ち的には長かったが20分でしかなかった。
 結局、岩壁にぶち当たることも、その姿を見ることもなく、稜線に出たのである。
 源頭部の斜面が急なだけで、岩壁は一部にしか存在しないのかもしれない。
 
堂倉谷 奥ノ右俣_170709_152601_116.JPG
 出たところは正木峠のすぐ南側。 ほぼ計画通り。 ドンピシャな読みに自己満足。

 堂倉谷本谷を離れて4時間。 大滝の高巻きがすんなり行けたおかげで、きわめて順調なペース配分でした。

15:30 正木峠の展望台で休憩   今日一日を振り返る...

16:00 大台ヶ原駐車場 着  ここにきて再びパラパラと雨。
 たいした雨にもならず、終わってみれば快適な遡行でした。 同じ日の矢納谷では大雨に見舞われたようだけど。
 魅力的な沢とは言い難いけど、楽しかった山行でした。
 YM口氏は冷えたそうです。 泳いだせいでしょうかね。
posted by 飄逸沢遊会 at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | '17年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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