2018年06月27日

2018年6月24日 堂倉谷上流域〔奥ノ左俣〜石楠花谷〕 (台高)

[遡行日] 2018年6月24日
[コース] 大台ヶ原駐車場 6:50 − 7:30 正木嶺− 奥ノ左俣(下降)− 12:30 右俣出合− 13:00 堂倉本谷出合−(林道経由)− 14:00 石楠花谷出合− 19:00 正木ヶ原遊歩道− 20:00 駐車場
[参加者] 野村(L)記、ラード、源蔵、YN田、T中、わんこ、マコ、A立、YM中、MK野、MN川夫妻   計12名
[天気、水量] 曇りのち晴れ  水量多め
    (上北山で4日前に212.5mm、前日に36.5mmの降雨を観測)

 朝6:30に大台ヶ原の駐車場に集合。
 総勢12名、どことなく不思議なメンバー構成に思われたが、2チームに分かれて出発。分かれてみると、精鋭4名、その他大勢8名、それなりの構成に落ち着いた感じ。
 精鋭4名が先行、8名があとを追う展開を考えていたのだが、ふたを開けてみれば、精鋭達がルートミスで石楠花谷下降〜堂倉本谷遡行、8名が予定どおりのルートを辿ることとなり、結局、完全別行動となった。
 先行4名は17時には駐車場へ帰還、後発8名は20時帰還。
 明るいうちに遊歩道へたどりつけるか心配もしたが、美しい夕焼けが迎えてくれた。
 皆さん本当にお疲れ様でした。 とくに新会員ながら、先導してくれたT中さん、おかげさまで無事生還できました。
 大雨後で増水を心配したが、上流域の支流のためか思ったほどではなく、ちょうどいいくらいでした。 増水時のおすすめコース! です!!

堂倉谷 石楠花谷_180624_192132_76.JPG



6:30 それぞれの前泊地から、大台ヶ原の駐車場へ集合。
6:50 駐車場を出発
7:30 少々紆余曲折あったが、正木嶺よりおひさまに向かって真東へ笹原をゆく。
 濡れた笹原は滑りやすく、まさに転げ落ちるように斜面をくだる。
 まずは右手に谷が掘れ始める。ここは石楠花谷に続く谷なので、笹原が下りにくいからといって入っては行けない。
(あとで聞いた話でが、先行組は悪魔の誘いにのって入り込んでしまったらしい)
 我慢して笹原を真東へ進むと左手に谷が掘れてくるので、これを辿る。わずかにモヤに包まれて静かな源流域の空気感が心地よい。

堂倉谷 奥ノ左俣(下降)_180624_074954_6.JPG
     滑る笹原を転がるように抜けるとしっとりと深閑な源流域が

 谷に入るとすぐに水が湧き出てきた。
 傾斜の緩やかな滝とガレの渓をひたすら下る。標高1400m付近までさしたる滝はない。
 ようやく滝らしい滝に行く手をさえぎられる。
滝にもたれかかる流木を頼りに下りられそうだったが、安全を期して懸垂下降をする。

堂倉谷 奥ノ左俣(下降)_180624_084532_26.JPG
     太い流木がもたれかかる滝は右岸壁からゴルジュの底へ懸垂

 懸垂1回目。 渓を下るのに懸垂はつきものである。
 渓は開けていて明るい。予想外にはやく堂倉本谷との出合まで行けそうに思えた。そのときはそう思った。
 小滝をこなしていくとすべり台のようなトイ状滝の落ち口に出た。滝の高さで20mくらいはありそう。
30m2本をつないだが、滝下までは届かない。

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     30mロープいっぱいでトイ状斜滝下部のテラスへ

 滝下まではあと少しだが、下りるとなるとちょっと怖い。

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     さらに右岸壁を少しトラバースしたあと滝下へ懸垂

 下りたと思ったら、目の前にまた大きな滝が落ちている。
 ここもトイ状だが下るとなると流れの中をたどるしかないため、右岸側の斜面から巻き始めたものの、滝はずっと下まで続いており途中からロープに頼って下りるのことができそうな状況。

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     くの字滝上部滝は右岸壁の樹間をトラバースしてくびれ部に下りる

 A立さんいわく、ここ下りたい。

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     くの字滝の下部滝は滝身に沿って懸垂

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     右に振られるとシャワーを浴びることに

 楽しかった、と先に進もうとするも、またしても滝の落ち口。

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     すぐにまた大きな斜滝が待ち受けていた

 そのままでは下りられそうにないため、懸垂できそうな場所を探してまた懸垂。ロープを仕舞う暇がない。

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     右岸を少しトラバースしたのち懸垂

 すぐ下にも滝が出てきたが、ここは難なく下れた。
やれやれ。 と、また滝の落ち口。

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     傾斜は緩いが念のためロープを伝って下りる
     下から見るとなんでもない滝も、落ち口から見下ろすと下りるのは怖いのだ

 続いてまたまたまた滝の落ち口。 釜をもつ8m滝だった。

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     釜をもつ8m滝は右岸壁を懸垂(たぶん6回目の懸垂)

 全員が下りきった時はすでに12時を回っていた。 懸垂下降の回数が予想以上だったこともあり、結構時間を食っている。
出合までは標高差で100m程度。 まだ滝は出てくるのだろうか....
 と、渓はゴーロ帯となり、岩を縫って下りて行く。
しばらくしてまた滝。 もう半端ないって...と下を覗くと左岸側から下りれそう。 安堵。

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     2条の10m滝は左岸から下りることができ、ロープを出さずにすんだ

12:30 奥ノ右俣との出合
 一息ついて軽くもぐもぐタイム。

13:00 堂倉本谷との出合

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     堂倉本谷との出合   すでに午後1時、これからだ

 ここからはすぐ上の林道に上がって先を急ぐことに。
 林道終点から渓に下りる。

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     林道から降り立った先は本谷のゴルジュ   さすがに水量は多い

14:00 石楠花谷出合

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     ようやくたどりついた石楠花谷出合   すでに午後2時、日が長いとはいえ...

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     すだれ状2段13m滝   飛沫が陽にきらめく

 滝は右手のルンゼに入り、巻く。
 渓は両岸が立ち、なかなか渓に戻れず、結局懸垂。 
 ゴーロ帯をしばらくいくと2段18m滝。

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     2段18m滝はちゃちゃっと右岸を巻いて落ち口へ

 渓に戻ると、まっすぐに延びる狭いゴルジュ。その奥には2条の滝が立ちはだかる。
 なかなかいい雰囲気

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     岩壁に挟まれた狭いゴルジュと深い釜をもつ2条5m滝

 あとで知ったことだが、先行4人組はここを下り、釜を泳いで下っている。
 すでに午後4時を回っており、泳ぐ気力はもはやない。泳いだ方が楽だったかもしれないが。
少し戻って右岸側を巻いたのだが、ゴルジュが長い分トラバースも長くなる。
 スズタケとの格闘。
 先ほどの2条の滝を超えたあたりで渓に戻る。 8回目の懸垂かな。
懸垂に時間がかかり、気持ちは焦るばかり。

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     ゴーロ帯となり階段状に小滝が連続、高度を稼ぐ

 午後5時を過ぎたというのに、沢の水量は多く、まだ先は長いようだ。
正直、ヘッ電での詰め上がりを覚悟したくらい。

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     これが大岩のインゼルか

 渓が開けてきたせいか明るい。日没まで2時間弱、なんとかなるかも... 
と思いきや、目の前に左岸支谷に架かる大きな滝。 まだこんなんあるんか......

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     支谷から出合う幅広の20m美滝とシャワかぶりで突っ込むMK野氏
     この時刻で突っ込むのか....

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     でも美しいものは美しい  増水の賜物だろう

 ここからはゴーロと小滝が階段状に続いている。

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     唯一、登りでロープを出した箇所(念のため)

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     渓が枝分れする源流域

 ここまで来るとひと安心。 18時をすでに回ってはいるが、何とか明るいうちに渓から出られそうだ。 あと200mはない。
まだまだ水が切れる気配はないが。
 澪筋を忠実に辿る。 うざい倒木はほとんどなく、そのうちに笹原となり.....

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     日没とほぼ同時、ようやく遊歩道へ出た〜!  感慨もひとしお


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     長い一日でした

※ 先行組は、どこでどうしてどうなったのだろうか.....
  少なくとも、17時には駐車場に戻っていたらしい。
posted by 飄逸沢遊会 at 13:06| Comment(0) | '18年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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