2018年07月22日

黒蔵谷 (南紀)

[遡行日] 2018年7月15-16日
[1日目] 道の駅ほんぐう 6:20 - 6:50 入渓駐車地 -
          (林道ゲートのデポ地への車の回送:片道40分)
     駐車地出発 8:40 - 8:50 黒蔵谷出合 - 10:50 出谷出合 -
     13:15 高山谷出合 - 15:15 カンタロウ滝 - 16:20 第四支流出合 -
     16:40 石垣(◭泊)
[2日目] 石垣◭発 8:25 - 10:20 二俣 - 10:50 奥ノ二俣 - 11:00 林道 -
     13:20 車デポ地 - 14:00 入渓駐車地
[参加者] ラード、わんこ、野村(L)記
[天気、水量] 晴れて猛暑  水量ふつう  
[ヒル] ほとんど見かけず、実質的被害なし

 念願の黒蔵谷。
 この谷の遡行にはうってつけの猛暑。 水温は高く、泳ぐにはうってつけだが、ゴルジュを抜ける風は熱風、蒸し蒸しと湿度100%。
泳ぎで冷えたカメラのレンズは水から上がると同時に曇ってしまう。
 とはいえ、次々と現れる淵の水はこの上なく透明であり、泳ぎ、へつり、飽きさせることがない。
ただ、残念なのは林道歩きが長いことであり、行程を2泊3日としてのんびり高山谷を下降して出発地に戻るのが良いかもしれない。

 幕営地、焚き火から寝床に戻り、暗さに目が慣れてくると、ぼーっとした青緑っぽい明かりが、そこここに浮かび上がってくる。
紀南地方は光るきのこ 「シイノトモシビタケ」 で名の知れた地域であり、光るきのこである。 
きのことは言えない菌糸の状態だが、写真に写っている大きめの落葉3枚、葉の1/3程度の範囲が光っているのである。
 初めて見る光景にただただ感動。ちびちび焼酎を含みながら小1時間、鑑賞にふけった。
 ホタルが1匹舞った。

黒蔵谷_180715_204936_108.JPG
 

 すべてが感動的で、記憶に残る沢であった。 日にちを間違えたことや、さかなクン、最後の林道歩きを含めて....

 
 道の駅ほんぐうの駐車場は、予想に反してえらく空いていた。
明け方近くに蚊に悩まされたが、ほぼほぼ快適。 湿度が高いのは半ば仕方ないか。

【 1日目 】
 ほんぐうから車で約30分で入渓地に着く。
ここから車の回送に1時間半近くかかるが、この先は泳ぎが多いことを考えると入渓にはちょうどいい時間かもしれない。
満を持して入渓。

黒蔵谷_180715_091116_009.JPG

黒蔵谷_180715_091908_012.JPG
     鮎返滝

 厄介そうな取り付きは難なく上ったものの、その奥にビミョウな壁が立ちはだかる

黒蔵谷_180715_095151_021.JPG
     水は限りなく透明で、流れは穏やか  「下ノ廊下」のゴルジュの中にも陽は差し込む

黒蔵谷_180715_100136_025.JPG
     などと思っていると....   流れに逆らうのは荷が重い

黒蔵谷_180715_102551_032.JPG
     穏やかで明るい淵だが、足は届かなくなる

黒蔵谷_180715_103626_037.JPG

黒蔵谷_180715_103652_039.JPG
     結構なへつりや激流も味わえる

黒蔵谷_180715_103944_042.JPG
     と、またまた泳ぎ....

10:50 出谷との出合
 下の廊下を抜け、一息ついたところで出合となる。
 本流は左だが、出合から「中ノ廊下」が始まり、出だしから泳ぎ。

黒蔵谷_180715_112025_050.JPG
     泳ぎへつってCS滝を越える

黒蔵谷_180715_113555_056.JPG
     たまには滝も登るが、ここも泳いで取り付かねばならない

黒蔵谷_180715_122935_060.JPG
     5m斜滝  セイウチの鼻のようなアンダーガバがたより

黒蔵谷_180715_125037_063.JPG
     荷物が重いと、岩のアゴにかかって引き揚げるのがたいへん

13:15 高山谷出合
 出合付近のみが開けているだけで、すぐさま「上ノ廊下」の前衛部に突入。

黒蔵谷_180715_132830_072.JPG
     淵の奥に6m滝
 
 ちょっと目、高巻き道を探したくなるが、滝の少し手前左手の壁から越えられる。 
 ビビリ症の私ならすぐさま高巻きを選択していたかもしれない。

黒蔵谷_180715_140435_078.JPG
     ゴーロの詰まるところではこんなことも

黒蔵谷_180715_145514_084.JPG
     カンタロウ滝の手前の10m滝、先はまだ長いので巻かせていただく

黒蔵谷_180715_151636_088.JPG
     カンタロウ滝30m
     左手から高めに巻いたが、第三支流の出合やその上の滝をまとめて巻いたようだ

 この時点で15:50。 そろそろ幕営可能地を探しながらの遡行とする。

黒蔵谷_180715_160341_094.JPG
     わんこは突入、ジイさん2名は左から巻きていく

黒蔵谷_180715_161306_097.JPG
     泳ぎとへつりと滝はまだ続く...  曇ったカメラのレンズを拭くのも忙しい

16:20 第四支流出合
 支流には20mの滝が架かる。
16:40 ようやく石垣に到着
 
黒蔵谷_180715_174942_102.JPG
     2、3人ならちょうどよいが、それ以上だと石垣からこぼれ落ちるかも...
     サーマレストが落ちて流された
     (翌朝、ラードさんが何のついでに沢を下った際に見つけてきてくれました。すごい)

 光る菌糸、ホタルというほのかな光の競演にもうひとつ。じっとしてほとんど動かない光りがひとつ。
 気になって気になって、正体を確かめようと寝床を離れて近づいてみた。  蚊取り線香だった。 ショックでそのあと直ぐ寝た。

【 2日目 】
 遡行はあとわずか、朝はのんびりと過ごす。
8:25 出発

黒蔵谷_180716_082755_111.JPG
     まさに廊下を歩く感覚  

 昨日とはうって変わって穏やか。幕営適地も多い。

黒蔵谷_180716_093107_118.JPG
    ナメもきれいだが、凹凸があって少々歩きにくい

10:20 左支流との出合 〔二俣〕
 左に進んで急坂を詰めるのもしんどいので、まだ先に進んで林道の終点に近い沢を詰めることとする。
 単調な川原歩きは、それはそれでしんどく、上がったあとの林道の距離も長くなる。 どっちもどっちだろう。
10:35 右支流との出合
10:50 奥ノ二俣

黒蔵谷_180716_104956_125.JPG
     右俣には堰堤があり、谷は野竹法師の頂へ続く
    
 林道を目指して左俣をたどる。

11:00 林道に出る
 奥ノ二俣から10分程度、あっという間に林道に出た。
 二俣を通り過ぎてから間もなく水は完全に伏流してしまう。
どこかで必ず水は復帰するだろうと思っていたが、林道を目にしたとき、この先の長い林道歩きを水なしで歩かねばならない状況を想像し、絶句。
 しかーし、なななんと、林道に出ると水が流れていた。 まさに 「命の水」。

黒蔵谷_180716_110210_128.JPG

 あとは上って下る長い林道をただひたすら歩く。 幸い木陰もあり、カンカン照りの中ではないのが救いか。

11:10 出発
13:20 デポ地 着
posted by 飄逸沢遊会 at 01:37| Comment(0) | '18年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。