22日(土)小雨 前夜から入っておられたのに、急な用事でy田氏の不参加が・・・・。心なしか、雨が大降りになったような。
8時前、大笠山登山道入り口の吊り橋の左から入渓。
水量が多い。流れの弱点を狙い、右に行ったり、左に行ったり、戻ったり。
体重が軽いと流されそうになり、スクラム、ロープで確保されることもたびたび。小雨のおかげで暖かいのが慰めだった。
最初の恐怖、両サイドに岩がせまり、滝のような流れになり、万事休す!撤退か!(うれしさ半分)が、
意思の硬かったs崎氏、岩にハーケンを打ち、振り子で対岸へ。
10時半 激滝の2段40m 花が美しく咲いていた。
左岸を高巻く。次の15m滝も巻いて、ここは木が多くまあ楽勝!
だんだん流れにも慣れ、読めてくる。
が、s崎氏の速いこと、重い荷物を背負って、岩を越える身には辛い。
12時半 大きな支谷、大谷も超え
13時 ゴルジュの中へ。
水量が多く、ナイアガラの滝状態で、巻く巻く。3段15mのねじれ滝、4m、3m、すべて一緒くたに見える。
恐怖第2弾 草付きの巻き。木を頼りに右を巻いたが、滝口への下りは草付き。
荷物の重さで踏ん張る足はずるずる、草はポキポキ折れ、立ち往生。落ちれば滝口のスラブ。
で、荷物を先に下ろし、空身で降りる。
16時前、この滝を巻くのに3時間あまり。泊地着19時。
一日の終わりになると疲れも出て、判断が甘くなってしまった。
いつもならすぐにロープを出す所を、上に行ったり右往左往。
18時を過ぎると暗くなり、足下がおぼつかない、
恐怖第3弾 見えない中、滑る草付きをトラバース、落ちれば滝の中。
必死に枝にぶら下がり、懸垂50mほどで川床へ。
少し小高いところに場所を見つけ、たき火を。空は星がいっぱい出ていた。
23日(日)快晴 7時前出発。筋肉痛の足を引きずって、まだまだゴルジュは続く。
7時半 2段40m 巻きに、また3時間。1個ATCを残置。
やっと二股が・・・左俣の滝
11時 感激の、あこがれの大岸壁、二股 雪渓も多く残る。砂地の日だまりでトカゲ。
12時 いよいよハイライト、右俣の登攀。左岸を上り、ショルダーで右岸へ。そのまま左を登る。セオリー通りに。
チムニー滝から左岸のルンゼへ。出だし15mは空身で荷揚げ。
その後2ピッチ50m、50mは、s崎氏が先に登り、tアが後を追う形。
落石多く、岩がもろい。
が、四つ足で登る状態で、荷物の重力を背中が受け止め、まあその点は楽。
トラバースで草付きへ。
16時 安心の草付き、後は川床目指すだけ。
17時 20mの懸垂で滝上。
18時終了。今夜は昨日より少し平らでましな泊地。真上には、満月。
24日 薄曇り、時々小雨 6時出発
まだ夏の終わりの花が多く咲く。
6時半 最後の滝三段40m ヌルヌル
8時半 藪をかき分け、稜線へ。遠くには立山、穂高、乗鞍が・・・
大笠山までの縦走路は快適。
途中、かつてこの山域を闊歩していたという小西さんと逢い、話を聞く。
激下りの登山道、足をだましだまし、14時過ぎ、駐車地点に到着。
今回ほど、平らな川床の安心感はたとえようがなかった。
上廊下、小倉谷や昨年の沢登りの総集編のような谷でした。たくさん勉強できたいい沢でした。
同行のsア氏ありがとうございました。乙辛〜〜〜お疲れ〜〜〜〜
Ps.y田氏へ
今回、多くの滝は巻いています、開津谷下降もとってありますよ。
来年に向けて、岩トレ、筋トレ、スキルアップだだだだ〜