【場 所】花ゾー谷(台高)
【参加者】幕内(L) 源蔵 槙野 米田(記)
【コース】中奥川林道P9:08発−半左衛門谷−黒滝10:18−花ゾー谷10:35−
1400m稜線12:42−明神岳13:40−瀬戸越入口14:20−
中奥川左岸仕事道15:29−15:58P着
【時 間】7時間半
【天 候】晴
台高・中奥川の最奥・半左衛門谷の左岸支谷に位置する花ゾー谷を
溯行してきた。
花ゾー谷については、事前情報がなく、何が出て来るかわからない。
どうやら、黒滝谷から右に分かれて稜線に向かっていく谷のようである。
中奥川流域の紅葉・黄葉は今が盛りで素晴らしいものだった。
中奥川沿いの林道を奥へ進み、手掘りのトンネルを抜け、
赤倉谷出合を過ぎ、更に行けるところまで車を走らす。、
幸いなことに終点近くまで車で侵入することが出来た。
中奥林道は、かつての瀬戸越(廃道)の取り付き696ポイントに貯木場があり、
車が入れたのだが、その辺りの林道はもう見る影もなく荒れ果てていた。
少し手前の小広場までは通行可能で5〜6台は置ける小広場に駐車。
駐車場発、9:08。山腹の紅葉が見事である
右岸林道沿いに歩き、橋を渡りしばらくで川に降りるロープを伝って
左岸より入渓。全く水のない半左衛門谷を進んで行く。
左岸に出て来る最初の支谷が花ゾー谷だが、なかなか現れず、
左岸の尾根を登って行くとようやく前方にゴーロ谷が見えて来た。
9:44、花ゾー谷(黒滝谷)入渓
全く水のない枯谷である〜まじか!このままずっと水なし!?
しばらくでやっと水が流れだし、ようやく喉を潤すことが出来た。
谷沿いの紅葉が綺麗だ。
10:18、二俣の左手前方に大滝が現れた
これが黒滝!
落差20m以上はあるが、残念ながら水量なく、迫力なし。
増水ならばさぞ見事な滝だろう。
両岸ともに急峻過ぎて巻くことは難しい。
二俣まで戻り右俣を進む〜ここからが先が花ゾー谷であろう。
次第に傾斜がきつくなり、足をとられるザレ場状態に。
左手の本谷の直上は厳しそうに見えたので、
のぼり易そうな右手のルンゼを進むが次第に傾斜がきつくなる
下から見上げると登り易そうにみえるが、実際に登ると
ぞっとする急傾斜である。
降りるに降りれず、ルンゼ最奥まで詰め上がってしまう。
急すぎて危険で下降は難しい。
どん付きの岩壁沿いに左手へトラバースして行くしかなかった。
ホールドもなく足元が崩れる恐怖のトラバースだった(><)
ここが本日の核心部。
左手のその先端は切れ落ちていたので、1本の木から10mばかり斜め懸垂で
下降し、下に見える大木のある安全地帯へ降りて一息つく。
大木からは5m程のクライムダウンで本谷に復帰することが出来た。
本谷から大木を見下ろす、1050〜1100m辺り
ガレ谷は登るほどに傾斜が増し、足元崩れ、落石多発の地獄のザレ場登り。
一方で、見上げる紅葉・黄葉が素晴らしく美しい(^^)
上は天国
下は地獄のザレ場登り
11:44、1150m辺りで尾根に乗った
美しい尾根を詰め上がる
12:42稜線着、前山手前の明るい稜線に出た
国見岳・伊勢辻山が正面に見える
詰め上がった稜線はハイカーが次々と行きかい賑わっていた
13:30、稜線発
13:40、明神岳
小ピークを幾つか越え過ぎる
14:20、瀬戸越取付発
かつてはテープも続いており、踏跡も明瞭だったが、
今はもう跡形もなく消えている。
自然林の痩せ尾根を下っていくと、
落葉敷き積もるいにしえの道らしきものが現れた。
この辺りから新しい赤テープが出て来る。
14:52、1050m辺りの切り開きから薊岳が見えた
切り開きから50mほど尾根をまっすぐ下った辺りで
直角に右手に折れて広い尾根を下って行く。
最後は草深い植林帯へ突入する。
GPSで確認しながら左寄りに下っていき、
沢沿いの小道に辿り着いた、15:29。
15:58、駐車地点着。
紅葉の谷と尾根を巡る面白すぎるコース!
お天気とメンバーに恵まれ最高の一日となった(^^)
溯行記録へ → https://blogs.yahoo.co.jp/ikko1175/56875919.html
2008年9月の記録(半左衛門谷〜瀬戸越)
↓
https://blogs.yahoo.co.jp/ikko1175/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%C8%BE%BA%B8%B1%D2%CC%E7%C3%AB&sk=0