[参加者] KB浦、会員外1名、野村(記)
[行 程] 7:50 展望台近く(駐)− 8:05 出(登山道)− 8:15 入渓(出合)− 10:20 虹ヶ滝道標 − 11:00 寝覚ノ床(遡行終了)− 11:20 (駐)
[天 気] 曇り 時々晴れ間
[備 考] 水量は多し、ヒル多し(巻くとかなりやられるかも)
約3時間の遡行。ゴルジュとは言い難いが、岩とゴーロでできた滝の連続は息つく暇もないくらい。大小のゴーロの隙間をくぐり抜けること数度。
KB氏いわく、これ以上の水量だと滝は難しい。ちょうどいい水量だ、と。 ん〜〜
押しつぶされそうな水圧に耐えて...滝に打たれて精神修行
さてさて。
夢前スマートIC出たところの駐車場にて前泊。トイレはあるも東屋はなし。
幸い雨が降ることもなく、野天で涼しく快適睡眠。 梅雨明けはまだまだ遠そうだね。
ここより約2,30分、すごく趣きのある賀野神社を過ぎて展望台近くの道端に駐車。
路肩のやや広い箇所に駐車 どうも路肩にヒルがかなりいるようだ
8:05 出発 「出合」に向けて登山道を下る。
出合までの登山道ですでにヒルを確認。
8:15 出合 着。 遡行開始。
出合地点から遡行開始
幅広の滝 出合での水量からは想像できない水しぶき
滝は続くがヌメリがないので快調
極太流木が刺さる滝(不動滝の下部というはなしも)
流木の小さなCS群の下を掻いくぐって中段へ...
出た!!
遠目にはそんなルートは見えず、突っ込んでみたら行けた、って感じ
もはや全身グショグショ。
また次の滝、さらに滝が続く
下の滝の落口にはガッチリ支点がある
奥に見える滝が不動滝かも
9:00 これが不動滝らしいが、どれが何の滝かわからない状態
水量が少なければ何ということはないのだろうが...
先陣は最も激しい修行の場を避けてルートを拓く
二番手は阿修羅の道を突き進む...(記事TOPの写真)
もはや、濡れるとか濡れないとかの話ではなくなった。
滝頭にはガッチリと支点が構築されている。
さらに目の前には次の滝。
下の滝を右手から回り込んで上がってみた
大きな釜でもあるかと思いきや、浅かった
上の滝、やはり遠目には登れそうにないのだが...
滝水の暖簾をくぐってみる
裏には大きく暗い空洞
軽いシャワーを受けつつ、這い登るように上方の隙間を抜けるのだが
ザックを背負っては抜けられない
空洞の中...
10:20 やれやれ、ようやく虹ヶ滝道標。 登山道が横切る。
水量が少なければ登りやすい滝かも 虹ヶ滝
やはりこの御仁、イケイケまなこでルート読み
と、ど真ん中に突っ込んだ(フリーソロ)
3番手でロープに守られながらやっとやっとで上ったが、正面からまともに水を受けると跳ね上がる水で溺れそうだった。 ゲホ、ゲホッ。
3条の滝 なんとなくクリスタル
これが「紅ヶ滝」かも
虹とか紅とかいろいろ名前がついているが、色気なし。 モノトーン
滝こそ わが「命」
寝覚ノ床とも言うらしいナメ
この先はしばらく平坦のように見える。もうおなか一杯。
11:00 時間は早いが、登山道を伝って下山開始
11:20 あっという間に駐車地
標高差200m足らずの区間にこれだけの個性豊かな滝群があるとは。
確かに、増水してなんぼの渓ですね。
入渓前の期待が薄かっただけに、感激ひとしお。 短い距離と時間にギューッと濃縮されたエッセンス。
上下のアプローチも短いし、道路沿いと登山道でのヒルさえ気にしなければ、増水で困った時のイチ押しサワー。
お誘いありがとうございました。