[参加者] KB浦、会員外1名、野村(記)
[行 程] 6:25 道の駅くろたき − 7:00 駐車地(出)− 8:50 一ノ滝 − 9:50 二ノ滝 − 11:30 三ノ滝 − 14:00 8mCS滝 − 14:30 15m滝 − 16:45(遡行終了)− 17:00 下降開始 − 17:50 二ノ滝上(登山道へ) − 19:30(駐)
[天 気] 曇り
[備 考] 水量は平常、ヒル遭遇なし
なかなか簡単にはいきませんでした。でもまた課題が増えてモチベーション、アップアップ?
今回はこれにて終了です。
まだ梅雨明けせず、来週以降との報道。今夕から明朝にかけてはかなり降るとの予報。
立合川の計画を変更しての弥山川。双門の滝下まで行ければ、と。
6:25 道の駅 くろたき 出発
途中で車を1台に集約し、弥山川出合近くの道路スペースに駐車。
7:00 駐車地 出発 林道を歩く(一般登山ルート)
7:40 河原に出る(水流なし)
滝の手前から山道となり、取水堰堤、砂防堰堤をやり過ごす。
水量はたぶんそこそこ。このところ天気予報に反して雨は降っておらず、夏場の通常の水量と思われる。
8:45 一ノ滝
余裕?の休憩。右手の大きなチムニーを上がります。
期待と緊張の時間
チムニー下半のクライム
チムニーの中ほどにテラスがあり、そこから空がのぞく穴を目指してさらにチムニー内を攀じる。
チョックストーンを足場に穴から脱出。
9:50 二ノ滝
左手前のクラックを少し上がり、ここからロープを伸ばす
左壁にルートを拾いつつ上がる
傾斜は比較的緩いものの、部分的にぬめった箇所もあり慎重さは必要
11:30 三ノ滝
見るからに手強そう
滝身左側のチムニーに泳いで取りつく
チムニーの中から蒼水を見下ろす
チムニー内のテラスからさらに暗闇の中を登る
チムニー内の細いバンドを伝い、右壁を回り込んで外へ
ここからが三ノ滝最上部の核心となるCSハングの乗越し。
テラスで装備と心の準備中 攻略方法は出たとこ勝負
緊張で眼下の景色の美しさを堪能している余裕がない
アブミは3~4本。ハングの尖端には3本のハーケンが打たれているが、どれも打ち込みは浅く、とても心許ない。
足下にテラスはない。だいたい、空中でのアブミ掛け替え、回収の経験はない。
岩角から次のハーケンは遠く、適宜ナチュプロ(カム+アブミ)のセットが必要だったようで、先鋒には突破のための胆力も必要である。
KBがけがを負いながらも何とか攻略し、二番手がアブミ他を回収しながら乗り越える。三番手は...
沢屋の世界からクライマーの世界に入ってしまったよう。
岩角に複数の心許ないハーケン
誰しも打ち足したくなる気持ちがわかる...
足場は悪いしアブミを掛けるのも楽じゃない
抜けないことを祈るばかり
ラストはロープにユマールとアブミで人工登攀
14:00 8mCS滝
苦労して越えた三ノ滝の目の前には巨大CS滝。
そろそろ時間が気になり始めた。双門の滝下まで滝はまだ5つもある。スタートから3つでこの状況。
今のところ雨は降り出していないが、夕方には雨も降りだす予報。
三ノ滝を何とか越えて安堵のひと時
幸い、8mCS滝の中央の岩間には抜け穴が
14:30 3条15m滝
右岸の壁にルートをとるが、下段テラスまでは比較的容易
下段テラスから見た15m滝
テラスの幅は広いが外傾しておりヌルヌル。残置支点はあるが大人数は留まれない。
さらに、ここから先のルートがなかなか読めない。
とにかくそのまま直上することとし、上方の細い木にハンマー投げを繰り返すこと十数度。
届かずに落ちてくるハンマーが何度のも頭上をすれすれに通過。
一段上がってさらに不安定な位置からようやく成功。さすがKB。やっぱりKB。
16:45 上部テラスにて遡行終了
樹木の茂る上部テラス
ここで協議。
これから雨の予報、明朝にかけてまとまった雨となる予報であり、行動時間も押してきており、この先で適当なビバーク地点を探して明日も行動を続けるより、今回はここで中断して下山することが良いと判断。
17:00 下山開始
まだ雨は降らず。 懸垂でどんどん下る。
三ノ滝を下降
(懸垂時のローフ゜セッティングに要注意。掛けようによっては回収できなくなるかも)
17:50 二ノ滝落口から登山道へ
登りにあれほど時間がかかったのに下りはあっという間...
登山道はすぐそこ
18:05 一の滝下の吊橋
19:00 河原から林道に上がる
19:35 宵闇の中、駐車地に到着
雨はまだパラパラ、本格的な雨に見舞われずよかった。
準備不足もあってかひとつひとつの滝に時間がかかってしまったが、宿題を残したままなのでいずれこの続きを。
ひとまず、お疲れさまでした。