2020年09月16日

2020年9月12〜13日 蓮川_奥ノ平谷(台高)

[遡行日] 令和 2年 9月 12〜13日
[参加者] YS田(L)、HEL、SW崎、非会員2名、野村(記)
[行 程]
(1日目)
  7:45 林道車止め(駐)出 − 8:00 奥ノ平谷出合 − 9:30 仙人滝
  − 11:40 鎌滝 − 13:10 佐助滝 − 16:30 大石滝 − 17:20 25m滝
  − 17:45 ◮
(2日目)
  7:25 ◮ 出 − 9:00 千石山 −11:20 林道終点 − 12:50 駐車地
[天 気] 曇り(時に小雨)  
[備 考] 水量は多め  ヒルはボチボチ


 台風、秋霖とその影響でこのところ地域的に雨が降ったり止んだり。
 奥ノ平谷周辺でもすっきりしない天気が続き、もともと先週に実施予定だったものが流れて今週となったものであるが、天気の傾向は相変わらず。 
 夜間、星空が広がったり雨が降ったりと不安定。
気になるのは雨と水量。正確でない予報に一喜一憂しても仕方なく、とにかく出かけることとなった。
 前夜泊は道の駅「波瀬駅」。
 今回は、YS田氏の友人ら鳥取からの2名を加えた編成である。

 奥ノ平谷は大きな滝が多く、ゴルジュとともに迫力がある。ただ、登れない滝が多いため高巻きが多くなる。
 ただ、今回は、水量がやや多い状況ながら、いくつかの滝を登ることができ、充実した山行となった。


奥ノ平谷_200912_154347_139.JPG
   20m滝の直登に酔う


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【1日目】

7:00頃 道の駅出発
 途中で車2台に分乗して林道を進む。
7:45 林道の車止めの少し手前に駐車し、出発。
 車止めのすぐ先から沢へ下りる踏み跡がある。
 河床までにほぼほぼヒルがくっ付いてくるので、沢床にてヒル退治。
 下りたすぐ先が奥ノ平谷出合。

8:00 入渓
 水量はやや多いようだが、水は澄んでいた。
 程よい足慣らしの後、初音滝が見えてくる。
8:25 初音滝
 埋まったのか釜の水位が上がって滝の落差は小さくなっており、小滝といったところ。
 重なるゴーロの間を抜けていく。

奥ノ平谷_200912_082623_006.JPG
   小滝とはいえパワーは変わらず直登はできず

 やがてゴルジュとなり、大きな釜をもつ3m滝が出てくる。

8:45 3m滝
 魚止滝はこの滝の奥にあるが見えない。
 まだ泳いで取り付く気はしない。遠目から見て水の勢いに取り付けないだろうと理由をつけて巻くことに。
 右岸の壁にロープが下がっており、これを頼って岩棚に上がり、左上する棚をつたって高巻く。
 
   奥ノ平谷_200912_085256_010.JPG
   ここは定石通りあっさり右岸から高巻くことに


 巻き終えるとすぐ、細長い釜の奥に2段8m滝がのぞく。
 流れの右手の際を行けるとわかっていながら、滝の真っ白な奔流を見るとさすがに少々腰が引ける。
 が、行ってみると足場はしっかりしていてヌメリもなく、なかなか快適。
テンションが上がってくる。

奥ノ平谷_200912_091550_017.JPG
   釜の左岸をへつり気味にいく

    奥ノ平谷_200912_091648_020.JPG
   はじめ緊張するも流心から外れるので見た目ほどは水圧を受けない


9:25 仙人滝ゴルジュ
 狭い行合の淵の奥に仙人滝が垣間見える。

奥ノ平谷_200912_092512_024.JPG
   水の色も心なしか濁って見える

 雨も降りだし、上がったテンションも下がってくる。泳ぎの先のよく見えない仙人滝。
 ここは左岸高巻きとする記録も多く、高巻きのルートを...
と思い始めた頃、2名が泳いで様子を見に。
 と間もなく、行けるとの合図。

   奥ノ平谷_200912_093612_035.JPG
   滝の勾配は緩いが水の勢いは強く、滝下で1回、滝中で2回の横断

   奥ノ平谷_200912_094537_048.JPG
   持っていかれそうな足への水圧に耐えながら

   奥ノ平谷_200912_095042_050.JPG
   滝の屈曲部からは右岸を攀じる
   この屈曲部には見えない深い溝があり、はまり込むと身動きがたいへん

 なかなか楽しい。水量が少なければ快適かも。

 斜滝やトイ状のナメ滝をたどるとトイ状5m滝

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   まさに滑り台 登れそうになく軽く巻いて先に進む

10:05 法螺貝のゴルジュ
 ゴルジュの奥に法螺貝の滝。
 さすがにここは巻く。

  奥ノ平谷_200912_100614_061.JPG
   ここはあっさりと定石の左岸巻きを選択

奥ノ平谷_200912_100813_066.JPG
   名物のクラックくぐりとロープ投げです

 巨礫の上へ這い出てからロープを立ち木へひっかけるのですが...
 これがなんと、一発で成功。 我ながらあっぱれ。

奥ノ平谷_200912_104119_074.JPG
   身体が大きいと壁も低く見えます


11:40 鎌滝
 岩のドームと、その裂け目から流れ落ちる鎌滝、圧巻の景色です。 

   奥ノ平谷_200912_114144_085.JPG
   滝そのものよりも高いドームと深い釜に感動
   というか滝を含めての競演がすごい  必見!

 釜滝は左岸から巻くが、滝の近く付近はドームの天井の上を歩いていることになる。何となくこわい。


   奥ノ平谷_200912_120422_089.JPG
   末広の滝だが、落ち口付近の狭窄部の水流はかなりのパワー


奥ノ平谷_200912_124517_099.JPG
   名のない20m滝

 滝身の左側を攀じることができるそうだが、今回はちょっと怖いので右岸から巻く。

13:10頃 佐助滝
 滝下で遅めの昼食休憩
 右側の逆くの字のルンゼを登る記録はあるが、水量が多いという理由で右岸側のワサビ谷から高巻く。
 (何とか行けたかもしれないなぁ...)

奥ノ平谷_200912_132350_104.JPG
   水量の多い佐助滝の雄姿

   奥ノ平谷_200912_132402_105.JPG
   左手のワサビ谷の流れに沿って登り、途中で斜面を上がる
   ワサビ谷も滝の連続

 佐助滝、その上の3m滝、5m滝もまとめて巻く。
 上の2つの滝も登るのは厳しそうだ。


14:10 美滝15m
 高巻きから渓底に戻るとすぐまた滝である。
 それまでのどの滝も美しいけど。
 ここはさっさと右岸巻き。

   奥ノ平谷_200912_141259_113.JPG
   斜めからの美滝  真正面から見るよりいいかも


 右岸側にやや平らな小さな台地。
 たぶん、前回来た時の幕営地だろう。
 今回はまだ時間に余裕があるので先へ進む。


14:40 8m滝
 SW崎氏が直登をトライするも水量と壁に断念。

奥ノ平谷_200912_143923_117.JPG
   
  奥ノ平谷_200912_144229_119.JPG
     少々水量が多かったかも

 前回は左岸を小さめに巻いた気がするが、今回、岩が脆く危ういということで右岸巻きに変更。
 右岸巻きは全然楽勝だった。危ないところもなく普通の高巻き。


15:15 20m滝
 右岸巻きが容易な場所だが、あえて直登する。
 HELがまず登りたそうだったが、SW崎氏が先手を取る。


  奥ノ平谷_200912_152323_130.JPG
   20m滝の直登  浴びる飛沫は少ない

 滝の上部で右手の草付きへとルートをとるが、露岩部より草付きの方が怖い。
 岩はヌメリも少なく、意外としっかりしたホールドがあり快適。
 草付きも探せば確実なホールドがあった。

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   たぶんTJさん


16:30 大石滝

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   まさに双子のような滝姿

奥ノ平谷_200912_165027_158.JPG
   大石滝の上に続く8m滝

    奥ノ平谷_200912_165403_162.JPG
   さらに続く15m滝 トータルすればかなりの高さになる

 登れそうではあるが、もはや夕方の17時近くとなり、遊んでる場合ではない。巻く巻く。


 ようやくゴルジュ帯を脱し、癒しゾーンまで来たかと思いきや、まだまだ滝が出てくる。
 テン場を探すつもりがなかなかそんな地形にならない。
 時間は押して来るしでだんだん焦ってくる。

17:20 25m滝
 時間に余裕があるなら直登を試したいところだが、もはやそんな時間はなくなった。
 いつになったらテン場に行きつくのだろう...

 奥ノ平谷_200912_172119_172.JPG
   なかなか見ごたえのある大きな滝
   紅葉の時期なら美しいだろう


奥ノ平谷_200912_173759_178.JPG
   だいぶ薄暗くなってきたが、また出た滝
   容易に高巻けそうで安心はできたが

17:45 幕営地
 上の滝を超えるとなだらかな渓相となり、あちこちに快適なテントサイトが出てくる。
 遅くなったが、ようやく落ち着いた。
 ただ、このところの雨で流木も枯れ立木も芯から濡れており、なかなか火がつかない。
 まだまだ火おこしの修行が足りないようだ。


【2日目】
 ポツポツとテントをたたく音で目が覚める。そのうち大きな雷も鳴り出す。
 火の気のないテン場で、雨の中の朝食。大雨ではないのは救い。

7:25 出発
 2日目は稜線に出て下山するのみ。
 幸い雨も止む。

8:40 稜線に出る 
9:00 千石山

   奥ノ平谷_200913_084316_192.JPG
   
9:30頃 台高主稜線から離れて尾根を下る。
 テープが多く付いており、注意していれば迷うことなく下ることができる。
 千石谷徒渉後、テープは倒木帯を抜けており、潜ったり透かしたりをしばらくで歩きやすい杣道を進むことしばらくで林道の終点に出る。
11:20 林道終点
 林道を辿る。途中の大きな崩壊地では復旧工事が進められており、以前、倒木を越えるのに苦労した記憶があるが、林道を快適に通行できる。
12:50 駐車地 着


 この2日間、2日目の朝食時間帯だけは降られたものの、それ以外はほとんど気になる雨に合うこともなく万々歳。
 とても楽しい山行となった。 奥ノ平谷は濃密な沢を楽しめるところです。
 皆さんありがとうございました。
posted by at 06:50| Comment(0) | '20年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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