2020年09月26日

2020年9月20〜22日 黒薙川 北又谷(北ア)

[遡行日] 令和 2年 9月 20〜22日
[参加者] KB浦、会員外1名、野村(L/記)
[行 程] 
 1日目 7:50 小川温泉駐車場(タクシーで出発)− 8:30 越道峠(出発)
    − 9:40 北又谷 − 11:10 大釜ノ滝 − 12:40 恵振谷出合
    − 17:00 苔の生えた沢出合付近 ◮
 2日目 8:00 ◮ − 9:20 白金沢出合 − 10:30 漏斗谷出合
    − 13:30 黒岩谷出合 − 15:50 吹沢谷出合 ◮
 3日目 7:40 ◮ − 10:20 初雪山稜線 − 13:30 林道終点下(EL520m) − 14:00 車デポ地     
[天 気] ほぼ曇り(初日夜は小雨)
[備 考] 水量やや多い。オロロおらず。水は冷たいがまだ何とか泳げる。
     当初、別の沢を計画していたものの、連休直前の天候不順により急遽お盆に流れた計画を1日短縮した形で実施したものである。
    
 遡行そのものの難しさと楽しさを満喫。
 水量が多くて巻くことも結構あったが、巻き自体決して容易ではなく常に判断を求められる、濃い〜谷でした。魚影も濃い〜。
 吹沢谷から小川ダムへ抜けるルートは滝もほとんどなく、エスケープルートとしてとても有用である。


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   中瀞を流れに逆らって果敢に泳ぐ


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 お盆同様、トイレのある前泊地として朝日小川ダムサイトに集合。
 風があって肌寒く、明日からの遡行が心なしか心配。

【1日目】
 5時半頃に起床し、食事と準備を整えて相ノ又谷林道の終点に車1台をデポ。
7:50 小川温泉の駐車場にて予約しておいたタクシーに乗車(9,000円)し、越道峠へ向かう。
8:30 越道峠を出発
 初雪山登山道を進むこと30分、尾根を西側から東側へと乗越す地点から北又谷河床を目指して下る。河床まで40分。

9:50 遡行開始
 お盆の時に比べると、薄い濁りはみられるものの水量は格段に少ない。

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   容易に対岸に渡れるほどに浅い


10:00 魚止ノ滝
 遡行を始めて間もなく目前に現れる。
 水や壁にまだ馴染んでないこともあって、いったん高巻きを選択するも、残置があるかもしれないとの思いもあり、左岸の壁をトラバースで越えることにする。

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   明るいが深く切り立ったゴルジュの奥に見えてくる魚止ノ滝

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   高巻きを考えるも引かれる後ろ髪に魅かれて…

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   トラバースの足下には泡立つ奔流(溺れる心配はないものの…)

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   トラバースの先には埋まった釜の深い急流
   流心を飛び越えて浅瀬へ
   流されたら魚止ノ滝下まで持っていかれる

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   2条3mの滝とされるが水量多く、全面に滝をなしている
   左岸を巻くよりも右岸からへつるのが優しかった

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   深みを避けて瀞場を進む

11:10 大釜ノ滝
 水量が多いこともあり、取り付くべき滝身の左側カンテ下は速い反流と湧昇流でかなり厳しい状況。
 左岸からの高巻きを選択。

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   釜の中の水は大きく左回転しており、中央部に流木等が集まっている

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   巻きのルンゼはズルズルでボロボロ
   かなり滑落して手先を中心に多数の擦り傷切り傷を負う
   スリングやロープで後続者をサポート

12:40 恵振谷出合、又右衛門滝
 ひとつひとつの滝の高さはさほどないが、両岸に壁が広がり大量の水が一気に落ちる様は人を寄せ付けない迫力がある。

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   又右衛門滝は左岸壁から攀じれるそうだが…
   微妙なので定石通り恵振谷側からの左岸高巻きを選択
   上流に連続するいくつかの釜や滝をまとめて巻く

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   高巻きの途中から河床を覗く
   ゴルジュ内の水が沸き立っている
   その中を猛者たちが遡行しているようで、歓声が聞こえてくる

14:30 河床に下りる
 一度も懸垂することなく河床に下りられたが、長くまま厳しい高巻きだった。
 又右衛門谷出合の少し下流側、地形図上で斜面傾斜の少し緩い位置とみられる。

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   急流の長淵
   流されたくないので巻きを選択したが、右岸をへつって行けそう

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   淵が断続するが、ここは右岸をへつる

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   左岸をへつって泳いで取り付いて…



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   大きな釜をもつ小滝  小滝といっても半端ない
   右壁の付け根から攀じる

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   すでに16時を回りそろそろ幕営地を探しながらの遡行となる
   おかずも…

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   大イワナ

17:00 幕営地
 現在地がよくわからないが、おそらく「苔の生えた沢」の付近と思われる。
 自然の恵みを享受しつつ、めしと酒を頂く。
 21時過ぎに床につくも、23時前くらいからポツポツと降り始め、時にバラバラの雨を受けながら各自寝袋・シュラフカバーで耐える。
 5時までには雨は止んでくれたようだ。

【2日目】
8:00 出発
 断続する淵をへつり越えていく。

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   相変わらず水量は豊富
   夜間の雨による増水はほとんど見られず濁りもない

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   中瀞の始まり
   ゴルジュの中に瀞場が断続する

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   真っ直ぐで幅のある瀞場だが、結構流れがある

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   先頭が泳ぎ、荷物と後続をロープで引く(後続はらくちん)

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   ゴルジュに挟まれた流木
   流木を伝うも壁をへつるも緊張(ケガの心配はないけど)

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   ゴルジュは続く
   白金滝は埋まってしまったとのこと 多分この辺りか

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   この辺りが長持淵か
   ゴルジュの垂壁、アクアマリンの水、

11:00 三段ノ滝
 どこがどう3段なのかわからないが、ここは左岸を高巻く。

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   どこもかしこゴツイ

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   3m滝  ここも釜は大きい

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   右壁にルートを拾う

13:30 黒岩谷出合
 黒岩谷の水量は多く、出合から先は水量が明瞭に減っているのがわかる。

14:10 猿ヶ滝

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   直登できず左岸少し手前から巻く
   釣り師の踏み跡か、巻き道が見え隠れする

 懸垂で河床に降り立つ。

15:50 吹沢谷出合
 下流に少し戻って幕営地とする。

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   雨降りの心配はなく、快適な野営地

 持参した食料や酒類をほぼすべて供出し、なかなか豪勢な晩餐。
 夜中、満天の星に凍えるも、その後は雲が広がった。

【3日目】
7:40 出発

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   浮沢谷を辿る
   滝らしい滝はなく、ゴルジュの中の廊下を進む

8:20 二俣
 左俣(本流)を辿る

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   途中の深みにはイワナが群れて棲息
   さほど人を恐れず (写真左下にイワナが…)

9:20 二俣
 本流と別れ、左俣を辿って峠に向かう。

10:20 稜線
 稜線上には越道峠から初雪山へと続く登山道が通っている。

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   初雪山登山道
   登る人がいるのだろうか… でも道ははっきりしている

10:40 下山開始
 峠からそのまま相ノ又谷を下降する。

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   下山ルート唯一の20m滝

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   懸垂で滝を下りるが開放感は抜群

13:30 林道終点(工事中)下

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   林道ののり面工事箇所の手前から林道を目指して斜面を登る
   今後も林道は延びる計画とのこと

14:00 車デポ地 着
 予定より大幅に早く到着。ゆっくり帰阪できる...
はずだったが、ちょっとしたトラブルが発生。 
 たいへんご迷惑をおかけしました。 お疲れ様でした。 ありがとう。 

 小川温泉の日帰り入浴の時間は14時まで。仕方なく境鉱泉へ。
 何ともノスタルジックな私的には大好きな温泉でした。
 国道8号線沿いの食堂で夕食をとった後、解散。

 なお、当日は秋分の日で休日であるが、工事は行われていた。
 デポ時の車の駐車場所には注意が必要である。


   
posted by at 08:45| Comment(0) | '20年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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