2020年10月02日

2020年9月27日 大田切川 中御所谷(中ア)

[遡行日] 令和 2年 9月 27日
[参加者] KB浦(L)、sA野、A立、TK橋、sE野、非会員1名、野村(記)
[行 程]
   5:25 菅の台 バス乗車 − 6時頃 しらび平 着
   6:25 出発 − 6:35 日暮ノ滝 − 9:35 7mCS滝 −
  11:45 3段10m滝 − 13:15 二俣 − 14:40 千畳敷
  15:05 ロープウェイ駅 出 − 16時過ぎ 菅の台(駐)
[天 気] 曇のち晴のち雷霰のち晴 
[備 考] 水量は普通、千畳敷近くの水はしびれるほど冷たかった。
     渓中では紅葉はまだ早く、千畳敷はピーク過ぎ?
    今年の紅葉は異常か...


 メンバー構成上、2班行動の予定をOneTeamに。
 7名の部隊編成で時間との勝負かと思われたが、あにはからんや終わってみれば15時頃には全員ロープウェイ駅に到着。登攀系の厳しい箇所をスムーズに巻けたのも大きい。
 遡行開始してしばらくすると雲は多いものの晴れていい天気となる。その後途中から雲が下りてきたものの濃いガスに包まれることはなく見通しは良好。幾多の高巻きでもさほど不安を感じることなく行動。
 だがしかし、詰めに入る頃より雷鳴とともに雨あられ。凍える手で登った先に千畳敷カール。
 だがしかし、だがしかし。突然雲は切れ青空が...虹も出て劇的な変化に超感動。
 終わりよければすべてよし。というか、悪いところはひとつもなかったし、そのうえ最高のクライマックスを味わうことができ、素晴らしい山行となりました。 ね。



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  雷鳴とどろく中、霰に打たれての遡行に積もる霰


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 前夜、菅の台バスターミナルの駐車場に駐車し、近くの屋根付き広々テーブルとイス付きの休憩所(?)で小宴会。0時頃には散会。
 朝4時からA立さんがバスのチケット売り場の列に並ぶ。感謝感謝感謝〜です。
 5:05始発から臨時の3台目(実質2台目)のバスに乗り込むことができた。ここで得た時間は貴重だ。

5:25 バス乗車
6:00頃 しらび平 着
 ここで帰りのロープウェイとバスのチケットを買う。
 はたして今日中に戻ってこれるのだろうか...
6:25 曇り空の下、出発

6:35 日暮ノ滝
 入渓すると直ぐ見えてくる。

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   これから始まる遡行にわくわくドキドキ

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   沢に慣れるまでは時間が少しかかるので
   ルンゼとカンテのダブルで時間節約


 滝が連続して現れる。

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   右壁を登って 上部を巻いて

7:20 10mCS滝

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   厄介な滝は左岸手前から入って樹林帯の中を巻く
   巻き道は比較的明瞭だが、最後は少し懸垂で


 なかなか見ごたえのある滝が続く。

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   滝身の左を小さく巻くように登る いい景色

8:15 3条5m滝
 3条の滝を簡単に越えていくと釜をもった8m滝が。
 滝の右側壁を登れるが、壁チーム2と右岸巻きチーム5に分かれる。

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   かなり慎重に右壁を登る

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   傾斜の緩い滝だが、滑らずへこへこ登れる

 さらに10m滝を左から超え、ナメを辿ると10m斜滝。
 ナメ滝との記載もあるが、ナメと言うには勾配がある。
 落口のすぐ上には太い流木が橋のように架かっている。
 左岸側から容易に登れる。右岸側は外傾した草付きの巻きとなり慎重さを要する。

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   滝身沿いはロープがないと難しい

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   ロープがあれば安心して楽しめる

9:35 7mCS滝
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   見た目かなり難儀しそうな大CS滝

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   滝近くの右壁を巻くように草付きを拾っていく
   中央の縦クラックは濡れていて厳しい

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   クラックをカムとロープアブミで慎重に
   以前はそこそこ登れたのに、身体の硬さと筋力の
   衰えを感じる


 7mCS滝を過ぎると両岸の壁が迫ってくる。
 雲が徐々に下がって陽射しがなくなりそうなので、小休止のもぐもぐタイム。

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   開けた沢にあって数少ないゴルジュと底の7m滝

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   ロープがあれば左壁を快適に登れる

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   見栄えのする滝が多く、遡行が愉しい


 この先はさすがに右岸高巻きを余儀なくされる。
 途中、ワンポイント、ツーポイント緊張する箇所あり。

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   途中のテラスから眺める滝はなかなかの迫力


11:45 3段10m滝
 難所のひとつ。
 先行する2人パーティは定石の右壁を支沢に沿って直上し、落口へトラバース。
 我々は右岸の草付きから高巻くが、踏み跡があり、辿っていけばひとつ上の5m滝の上に出た。
 途中ちょっと際どいところもあるが、ま、比較的安全だった。

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   右手の壁は渋いクライムとなるそうな


12:20 15m滝
 高巻きを終え、続く2段10mの斜滝を越えると、スケールの大きな空間が広がる。

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   正面の美滝と右手支谷からの2本の滝
   両岸に立つ岩壁のバランスが絶妙な景観をなす

 遡行図では左手のルンゼから入って岩壁を小さめに巻くようだが、今回はさらに左手下流側、岩壁が切れた樹林帯から大きめに高巻くことにした。
 かなりの高巻きとならないか心配したが、先導者の目利きによりひどい藪漕ぎをすることもなく、ルンゼも簡単にトラバースでき、さほど時間をかけずに巻き終えることができた。
 ちなみに以前は滝の左手の壁を際どく登っている。

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   明るい渓に多くの滝を架ける


13:15 二俣
 巻きの終わりのテラスで軽く昼食を済ませ、右俣へ向かう。

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   左はロープウェイの駅舎の南へ
   右は千畳敷へ

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   左岸のルンゼから小さく巻く


 さらに次の滝も左岸を小さく巻き越えると斜滝の続く連瀑帯となる。
 連瀑帯をひとつひとつ越えていくと、奥に鏡ノ滝が見えてくる。 
 鏡ノ滝下には、崩壊によって運ばれたとみられる大きな流木や真新しい礫でやや荒れた感じ。


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   連瀑帯の奥の奥に鏡ノ滝


13:50 鏡ノ滝
 薄いガスに包まれているせいか、近くで見てもとくに感慨は起きない。
 とはいえ、千畳敷まではひと息。終着までの時間の余裕を確信。

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 鏡の感じはしないが、ロープウェイから見ると目立つ


 このあとは渓の勾配も緩くなり、ヌメリもなく歩きやすい。
 しかしこの辺りより雷鳴が轟くようになり、パラパラ雨粒がガレに跳ね返る。
 霰となった。
 天候とは関係ないだろうが、流れる水も急に冷たくなった。しびれる。

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   小滝群の中、雷鳴と霰に見舞われる


14:40 千畳敷カールへ

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   宝剣岳が目の前に忽然と現れる
   なのに、暗雲は遠ざかるもまだ霰はパラパラ
   手がかじかみ、気分は今ひとつ晴れない...

 しかーし、千畳敷の登山道に出るや否や、うっとうしい雲は流れ去り青空が広がり始めた。
 虹も架かって気分は高揚。寒さを忘れる。

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   目の高さにできた虹

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  急展開 雷鳴が嘘のような天界のまばゆい光景


15時前 ロープウェイ駅舎 着
 一時の雷鳴轟く悪天候のせいか観光客は少ない。
 直ぐに出発するロープウェイに濡れたザックを持って乗り込む。
 ほぼ待ち時間なし。というか、身支度を整える暇もなし。
 (駅に着くのが遅れたせいもあるが)

 しらび平に下りてからバスを待つ時間が少々あり、その待ってる間の寒いこと寒いこと。


 菅の台バスターミナルの駐車場に着いたのは16時過ぎだったろうか。
 解散。
 各自ゆとりをもって帰途につくことができたと思う。
 めでたし、めでたし。 お疲れさん。


  
posted by at 20:27| Comment(0) | '20年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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