【場 所】 滝ノ谷(台高・宮川水系)
【参加者】吉田(L)野村 富永 久保浦 米田(記)
【行 程】駐車場・登山口発7:21−取水施設7:48−
40m大滝8:06−40m大滝落ち口8:42−CS10m9:01−
20m滝(9:16−10:00)−1050m支谷12:15−
1243P12:51−モノレール横切る13:37−
岩場トラバース14:11−六丁峠−大和谷本谷左岸道15:25−
駐車場着15:55
【時 間】8時間半
【天 候】曇
台高主稜・池木屋山の南斜面を源頭とする大和谷本谷の左岸支谷
である滝ノ谷(三谷)を溯行してきた。元代表の樋上嘉秀さんの
“台高の沢“には沢中一泊の中級の谷として紹介されている。
大台町・R422号線沿いのカラスキ谷公園・東屋にて前夜泊。
翌朝、車2台で宮川貯水池沿いに走り、悪路・大和谷林道の終点の駐車場に。
核心のトラバース!
7:21、涼石岩屋の看板を見て、取水施設の作業道を登り出す
出合ほどなくで三つの大滝が連続するといわれているが、
最初の2つの大滝はスルー。急なジグザグ作業道を30分ばかり登る。
7:48、取水施設が真下に見えた。
更に進むと道はなくなり自動的に谷に入ることになる。
入渓してほどなくで大滝が見えて来た。三つ目の大滝である。
8:06、40m滝・600m〜マイナスイオンが心地良い
右岸ルンゼを登り、右手の岩壁に取り付き樹林帯へ。
2手に分かれて巻き登る。巻きの下りの途中、
眼下に、落ち口直ぐにかかる8m滝とNさんが見えた。
8:56、40m滝落ち口・690m
9:01、谷は右手へ曲がりその先にCS10m滝の瀑流が見える
CS10m滝手前の左岸の急斜面をモンキークライムし小尾根に乗る。
眼下にトユ状10mが美しい
9:16、小尾根をクライムダウンし降り立った眼前に20m滝。
右岸バンドより巻き登るが・・。
掴めるのはイバラ・・・しかも足元は崩れているトラバースの出だし・・。
トラバースの先は縦に切れ落ちた滝の落ち口。
直角に岩を回り込みスタンスを探すが足の置き場がなくつるつる状態(><)
あっちゃあ〜行くしかないやん!
ここをリードで抜けたKさん・・かねてより忍者の末裔かと思っていたが、
やっぱりそうやったか!
直ぐ上の5mチムニーも被っていて悪く荷揚げして、引っ張り上げていただいた。
10:00、この20m滝の巻き登りで、もうお腹は一杯となった。
以降は悪場がなく、穏やかな癒し渓が続く。
忍者の末裔か・・
魚影が濃い(^^)
12:15、1050m
東尾根の稜線まで抜けずにショートカットすることに〜右手の枯谷を登り出す
比較的穏やかな詰めで、
12:51、1243Pに辿り着いた〜下山開始
南西方向へ尾根を下り、982Pへ。
982Pからは樹林を伝う急な尾根下り
13:37、モノレールを横切る
方向を見ながら、急斜面の樹林を掻い潜りながら、高度を下げて行く。
焼山谷が眼下に見える辺りで明瞭な作業道が現れ、その横道を進む。
山ヌケで石を踏んで転倒し危うく谷に落ちかけたり、ロープを伝ってトラバースしたり
気の抜けない道が続くが、そのうちモノレール軌道に沿って下るようになる。
いつのまにか六丁峠を過ぎ、枯葉敷き積もる斜面を下り,
大和谷本谷の左岸道に行きついた、15:20
この左岸道も鎖・梯子が連続するアスレチック道でただの道ではない。
駐車場着15:55。
百戦錬磨の猛者4名なればこそ全員が1時間かからずに突破できた20m滝。
982P〜六丁峠も方向を見ながら尾根を下っていく長い道のりだった。
滝ノ谷は溯行・下山共に一筋縄ではいかないぴりりと辛い谷だった。
(20m滝をそのまま左岸から巻けばやゝ楽だったかも)
お世話になった皆さんありがとうございました。
六丁峠から下の落葉地帯ではまだヒルが健在。
吸血2ケ所、ヒルお持ち帰り1匹でした。
ところで三滝のすぐ上の滝ってこんなに高かったっけ... 写真の妙かな?
◎20m滝の岩角90度廻り込み
トラバースは、かつての片口谷左岸壁
飛び移りトラバースより怖かったです。
あれを見れば声も出ない!
K君はあんなんがお好みなのね(>凄<)
◎樋上さんの記録では2段8m滝となって
いました。