【場 所】笙ノ窟尾根(大峰)
【参加者】宗川祐 米田(記)他3名
【行 程】和佐又キャンプ場7:56発−和佐又山のコル8;10−
和佐又北周遊ルート道標8:42−トラバース道取付8:47
笙ノ窟尾根稜線9:00−曾孫普賢岳9:10−
ナイフリッジ手前9:21−曾孫普賢岳と日本岳のコル−
日本岳10:17−日本岳のコル10:54−笙ノ窟11:03−
(岩本新道)−和佐又キャンプ場12:41着
【時 間】4時間半
【天 候】晴
大峰山脈の盟主・大普賢岳の東部に連なる山域は
笙ノ窟尾根と呼ばれており、大普賢岳を筆頭に
小普賢岳・日本岳(孫普賢岳)・曾孫普賢(ひまごふげん)岳
が順に並んでいる。
かねてから、和佐又キャンプ場から笙ノ窟尾根の稜線に登り、
曾孫普賢岳から日本岳(孫普賢岳)までの岩稜帯を縦走したい
という思いがあったが、単独ではどうも心もとない。
今回、タイミング良くメンバーに恵まれ、紅葉のこの時季に
念願の尾根を縦走することが出来た。
和佐又ヒュッテはすでに取り壊され更地となっていた。
キャンプ場への車道は閉鎖されており、ロープ前の路肩に駐車。
7:56、和佐又キャンプ場前発
8:10、和佐又山のコル
8:42、和佐又北周遊ルートの道標あり
8:47、トラバース道取付1410m〜登山道を離れ右手へ入る。
しばらく進むとテープが出てきた。
切れ落ちたトラバース道を慎重に通過する
9:00、笙ノ窟尾根の稜線着、1430m〜いよいよ!
9:10、日本岳・1505mの看板がかかっているが、
ここは日本岳ではなく、曾孫普賢(ひまごふげん)岳の東端だろう
最初の岩場が現れたが短く、直ぐに通過
9:21、眼前に日本岳が望める〜紅葉が美しい!
下が切れ落ちており、灌木の間にナイフリッジが見える
ここが曾孫普賢岳の西端である
古い色褪せたロープがぶら下がっているが心許ない。
30mロープを伸ばしNさんが懸垂下降で降りていく
ナイフリッジの側面を通過する
ナイフリッジのコルから和佐又山が見えた
ナイフリッジからもう1段クライムダウンし、
最後は大木を支点にロープを伸ばしコルに降り立った。
日本岳と曾孫普賢岳のコルである。
後は日本岳への登りだけである。
ここにも古いロープが設置された際どい登りがあった。
最後は尾根芯沿いには直登できず、
右手から回り込み木の根を掴んでの10m程の急な泥壁を登り、
核心部を終えた。
10:17、日本岳(孫普賢岳)山頂1505m
疎林に覆われ展望はない お茶菓子をいただき一息入れる
日本岳のコルまではテープが続いているが、踏み跡が交錯し、
うっかりすると他の尾根に迷いこんでしまう。
10:54、日本岳のコル
大普賢岳の登山道を降りていくが谷筋の素晴らしい紅葉に歓声を上げる
11:03、大峰修験道の第六十二靡・笙ノ窟
生花がお供えしてあったのに驚いた。
岩窟奥に貯めてある水を頂くが美味しい甘露水だった。
笙ノ窟からはやゝ戻り、岩本新道を下っていく。
この広い尾根の紅葉・黄葉も素晴らしいものだった。
樹林の隙間から辿ってきた岩峰が望めた。
12:41、和佐又キャンプ場〜前方に紅葉の大台ドライブウエーが見えた
山は一期一会!
メンバーに恵まれ、念願のルートを走破することが出来、
錦秋の山を楽しむことが出来た佳き一日だった。
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