【場 所】五郎平谷(台高・北股川左岸)
【参加者】野村 米田(記)他1名(L)
【行 程】ゲート橋6:55発−アサ股谷出合7:57−
ハマ谷(ハコ谷)出合・丸山谷橋8:06−
−手堀トンネル8:14−北股トンネル8:38−
五郎平谷林道出合8:41−魚止滝8:52−700m二俣9:18−
1000m岩壁右岸巻き11:07−右岸巻き終了1075m12:10−
昼食12:26−台高主稜線13:10−960m・14:33−アサ股谷15:23−
北股川本流15:44−林道15:59−ゲート橋17:13着
【時 間】10時間
【天 候】晴
五郎平谷は台高・池木屋山の西面を源頭とする北股川左岸に位置し、
弥次平峰の北面を流れ下る谷。
全く溯行記録のない谷で、何が現れるかわからない未知の谷である。
数々のマイナー谷を溯行されているわらじの会のHさんのお声がけで
今回その未知の谷、台高・五郎平谷を溯行してきた。
林道北股線・三之公出合を過ぎた次の橋の入口にゲートが出来ていた。
6:55、長い林道歩きの開始
7:57、アサ股谷出合
8:06、ハマ谷(ハコ谷)出合・丸山谷橋
8:14、手掘のトンネル
8:38、北股トンネル
8:41、五郎平谷の林道出合、620m
荒れた法面を下り北股川本流へ。
対岸に渡り、左岸を下流へトラバースしていくと魚止滝が現れた。
8:52、深い釜をもつ魚止滝〜ここまでくるのは大変だ
魚止滝の左岸側が五郎平谷の出合となっている〜溯行開始!
行けども行けども癒し渓・・・何度感嘆の声を上げたことだろうか
9:18、700m二俣は右へとる
11:07、ついに前方に壁が立ち塞がった1000m付近
50m近い要塞のような黒い岩壁
右岸より灌木の間を巻き上がるが、上にもう一段壁がある。
滝へ向かって悪い泥壁をトラバースして行き、
ロープ2ピッチで巻きは終了し、谷に戻る。
泥壁はずるずるで見た目より悪い
12:10、核心の高巻きを終えると1075m。
精鋭2名によるどんぴしゃの高巻きは見事だった。
滝の下から見えていた丸太が落ち口に架かっていた
この後は穏やかな明るい癒し渓が続く
最後の小滝を直登するNさん
12:26、水が切れかけた穏やかな渓畔で昼食
キーンと鹿の鳴き声がした
枯れた源頭部を緩やかに登って行き、
13:10、台高の主稜線に到着〜眼前に弥次平峰の山塊が見えた
直ぐに下山にかかり、主稜線を南西方向へ進む。
1270m付近から南西に伸びる尾根を降りていく。
軌道修正しながら目的の尾根に乗った。
尾根芯を辿り、数回のUP・DOWNを繰り返し、998Pへ。
998Pからは最初は石楠花の猛烈藪だが、次第に藪の下に道が出て来る。
960mでピンクテープが現れた。ここで方向が変わり、
右手へ植林の尾根を降りて行く。植林帯の激下りが続く。
700m辺りで左方向へ向かうはずだが、テープを見失い、
まっすぐ谷に降りた。(沢への直進方向にもテープが有った)
15:23、アサ股谷に降りる
15m直瀑が美しい
15:44、北股川本流に合流(アサ股谷出合)無事溯行終了!
15:59、再びの長い長い林道歩きの始まり
素晴らしい紅葉と渓畔の彩りに驚嘆の声を挙げながら、
足を引き摺りながら・・。
17:13、ゲート着。
私が到着する頃には、すでに日はとっぷりと暮れていた。
メンバーに恵まれ、紅葉最高のこの時季に、
恐らく未踏で、全山自然林の素晴らしい癒し渓を溯行することが出来た。
最高に愉しい一日となった。
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