2020年11月29日

2020年11月22日 瑪瑙窟探訪(大峰)

【月 日】令和2年11月22日(日)
【場 所】阿古滝尾根道〜瑪瑙窟(大峰)
【参加者】槙野 米田(記)他5名
【行 程】駐車地点7:35発−登山口7:52−矢納滝8:00−
     ブナ又出合分れ8:06−多治良渕分れ9:05
     トラバース道9:12−ロープ出し岩場直上9:41〜10:20−
     阿古滝見物中腹巻道11:01−阿古滝の頭11:16−
     瑪瑙窟11:35−12:00昼食−下山開始12:30−
     登山口15:01−駐車地点15:16着
【時 間】7時間
【天 候】晴

大峰・山上ケ岳に突き上げる上多古川本谷は数々の
美しい滝・渕を合わせ持つ秀渓だが、中でも本流の右岸支谷の阿古滝は
大岩壁に架かる滝でスケールが大きい。
その阿古滝の上流部に位置する瑪瑙窟(めのうくつ)を探訪してきた。

瑪瑙窟は古来より小篠宿(小笹宿)から谷に下り参拝・参籠する行場であった。
今も訪れて護摩をたく山伏がいるのであろうか・・。
現在ではもう山中に埋もれつつある霊地である。

昭和18年に米軍の爆撃機が阿古滝の下に墜落した。乗務員のうち4人が
死亡したが、助かった3人はしばらく瑪瑙窟に隠れていたという話が
伝わっている。

古来からの阿古滝道(地理院地図点線コース)は寸断され今は定かではない。
阿古滝に通じる尾根道は一筋縄ではいかないようである。


今回、阿古滝までを数回登下降されている先達に案内をお願いした。
結果、“テープだらけで行くたびに迷い、道が違う”ということで
やはり、この尾根道の難しさが立証された(>笑<)


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7:35発、行人橋手前の作業所跡に駐車。


7:37、行人橋・行人滝
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7:52、林道終点・登山口発


8:00、矢納滝
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8:06、ブナ又出合分れ、谷に降りれば本谷の茶屋ノ谷出合
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9:05、多治良渕別れ
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9:12、トラバース道の始まり〜慌ててヘルメットを装着した
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ロープを伝い、際どいトラバース道を慎重に前進
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9:33、テープ有〜直進するが、ここが上の尾根に上がる地点だったかも・・
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9:39、黒い大岩壁の真下を通過〜水が美味しい
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トラバース道を進み難く、10m程の岩壁を登攀して尾根に上がることにする
9:41〜10:20
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登攀した地点
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支点地点から20mばかり尾根を登ると明瞭な登山道に合流した(^^)
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後はテープと登山道が阿古滝まで続いていた
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途中、山腹を下降し阿古滝が垣間見えるポイントに
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11:16、阿古滝の頭
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阿古滝の上流部はとても美しく気持ちの良い処だった
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滝の頭から20分ばかり谷を詰めると岩間に架かる数本の小滝が見えた
11:35、この岩間の奥に瑪瑙窟があった
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この岩の隙間の奥が入口
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入口は這いつくばって一人が通れる狭さだが、奥はかなり広い
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入ると直ぐに獣臭い〜蝙蝠の糞の臭いだろうか。


不動明王が鎮座され、天井はきらきらと発光している
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頭上には茶色の鍾乳石が出来ていた
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左手は水が溜まっていて小プールになっていた。


摩訶不思議な異空間・神秘の窟を見学した後、
苔の絨毯に覆われた岩や大木のある渓畔で昼食。


12:30下山開始。


最初はテープと登山道は続いていたが、
谷と尾根を登下降していくうちにテープは途絶えた。


石楠花藪の急な斜面でつまり、尾根に出て辺りを見回す。
方向を見ながら急な斜面を下ると阿古滝旧道と交わる鞍部に出た。


旧道の痩せ尾根(左方向)には明瞭にテープが続いていたが、
旧道へは行かず、右手へ緩いルンゼを下り、右上方向へトラバースして行くと
テープと道が出てきた。
その後も途中で、又道を失い、右手上に大トラバースして道に復帰した。


15:01、登山口着
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15:16、駐車地点着。


GPSの過去ログを頼りに歩いていても、迷いに迷った摩訶不思議尾根道。
あのトラバース道はどこでどう尾根道に繋がっているのか。
突然に道が消え、テープが無くなるのは何故なん?!
まあ次のテープを見落としたからでしょうけど・・。
誰かが故意にテープを外しているのかと思える程。
又、間違った方向に、テープが付いていたりする。


う〜ん、まったくもって心残り満載の阿古滝尾根道でした!

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posted by at 20:11| Comment(0) | '20年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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