2004年04月01日

特徴・志向性

 発足時の会員の多くが「大阪わらじの会」の元会員で、それも多くが10年以上、長い人では30年も在籍していました。それが何故今新しい会を発足させたかとの答えが我々の目指す沢登りと言う事になります。
 沢登りと言えばイメージ的に非常にハードな登山形態と考えられていますし、現実的にも危険を伴う事が多いのは否定できません。ですから ある意味では冒険心の強い特定の若者向きの登山ジャンルと言えるかもしれず、それを求める会によっては体力や技術の衰えたロートルは必要が無くなってきます。私達は そんな物の考え方を脱却して新たなる沢の楽しみ方を目指して旗揚げしたのです。ハードな事をするだけが沢登りではないし、危険な事をしなければ出来ない訳でなくて、その人の体力や技術に合った沢を選び、山の知識と経験豊富なリーダーの元に行動すれば、余程の幼子や体力の衰え切った老人でない限り、全く経験の無い初心者でも楽しめるものだとの考え方からでした。そして我々が沢登りを通じて体得した、(環境破壊によって嘗ての姿は失われつつ有ると言っても)未だ未だ世界にも例を見ない恵まれた日本の自然の素晴らしを多くの人に知って貰いたいのと、それを守って行く必要性を訴えたかったからに他なりません。その為に当会では、年令に関係なく自然に触れてみたいが沢は危険すぎると感じておられる方々をアシストして沢に挑戦して頂けるような活動をして行きたいと言うことを一番の目的としています。勿論、沢は基本的には危険が大きいという事には変わり無く、ハードな事に挑戦するスタンスを捨てしまった訳ではありませんので、技術研鑚の為の厳しい山行も行ないますし、そんな中から新しく加わって頂いた若い会員が技量を磨き、新たなる沢登りに挑まれる人材が現れる事を期待する訳で、その為の努力もしていきたいと思っています。
 次に目的とするのが、もっと沢の中での一時を楽しもうと言う事です。登ると言う事はノーマルな山登りでも苦しいもので、沢登りは更に辛い思いをするのは当然でしょう。しかし、そんな苦しい思いをするだけの満足感だけで無く折角目の前に広がる自然に溶け込んで、その素晴らしさを享受しない手はないでしょう。それ程沢の中には普段の生活の中では触れる事の出来ない心を和ませてくれる自然が有るのです。それは季節の移り変わりと共に変化する原始の世界を見る事からも得られるでしょうし、春の山菜採りや秋の果実摘み、更には茸狩りに夢中になったり、草木の芽吹きや季節には咲き競う花々の姿に感嘆する事でも得られるでしょう。それが「飄逸」の意味で有り、目指すところだと自負しています。決して自然を破壊する事無く、自然に遊んで貰う心を忘れず、殺伐とした世相の中で会の仲間でノンビリとした時間を沢の中で過ごして行きたいものです。そんな貴方を待っています。
posted by 飄逸沢遊会 at 00:00 | TrackBack(0) | 会の紹介など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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