ホワイト・チムニーに着いてから、おっさんから、各種ハーケンの使い方の講習を受けました。岩の種類によってハーケンを使い分けろ、状況に応じて打ち込み方もいろいろあると熱い講習会でした。例えば、石灰岩は鍾乳洞のごとく溶けやすいので、クラックも浅いケースが多い。石灰岩は、ハーケンよりもピン打ちも頭に入れておけ!とか、クラックが奥まで真っ直ぐ入ってたら黒もりハーケンでいいが、中で亀裂が、軽くねじ曲がっとたら軟鉄ハーケンを、ぐにゅぐにゅ亀裂ならウェイブハーケンを使えと、教えていただきました。
そして、実地練習で〜す。今日は、誰一人ホワイト・チムニーにおらんので、気兼ねなくハーケンが打てま〜す。最初は、おっさんがハーケンを打ち込みながら登っていきワテが回収しながら登っていきます。上から、おっさんから一言、「ハーケンを回収する際、その打ち込み方をよく見て、どうしてそんな打ち方をしたのか自分で考えろ!」
ワテ、今日は必死で〜す。「重ね打ち」に「タイ・オフ」、アングロハーケン、ハーケンのあご・・・など、この先、ワテが岩から落ちて病院送りにならんよう、いい加減な質疑応答はできましぇ〜ん。
次はワテがリードでハーケンを打ち込みます。なかなか打ち込めないクラックもあってワテも必死こいてました。それにしても、アングロハーケンは使えますな。沢でも大活躍する予感がしました。でも、自分の打ったハーケン・・・あまり信用できまへんな。ハーケンって、なんか精神安定剤のようなモノでんな。
後半は、だんだん慣れてきて、ハーケンだけじゃなく、カムにナッツの乱れ打ちとなりました。そして、最後におっさんから、「プロテクションは自分がセットできたらそれでいいものではなく、セコンドが回収しやすいように打つことで全体の時間をスピーディーにしなくちゃいけない!」と総括があり、その後、ワテが上で確保しとる状態で、森中さんが、わざとワテのハーケンを引っ張りながらテンションをかけて、中途半端なハーケンの打ち込みが、いかにもろいものか体を張って見せてくださいました。土煙をあげて、抜けるハーケン・・・明日はわが身かと怖くなりました。

