2005年10月02日

台高 古ヶ丸山「宮川支流古ヶ谷遡行」参加者 CL.樋上、三浦、上田〔期待の新星〕、一般一名、記・梶谷

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当初、大和谷支流サザ衛門谷を予定しておりましたが、手頃な滝の多い沢へ行こうという樋上さんの意向で古ヶ谷〔コガタニ〕に変更になりました。しかし、古ヶ谷は、ワテらのコース取りが禍〔わざわい〕してもうて、思わぬ厳しい遡行となってしまいました。 051002134324-kaji.jpg
 昨年の台風の傷跡が、今でも沢や山の斜面にくっきりと残る宮川村。村では、休日にもかかわらず復旧工事が行われちょります。村の方々、ご苦労様です。
 古ヶ谷沿いの林道も山抜けが数箇所あり、林道終点は川に流されてもうて跡形もありましぇん。林道終点の位置が確認されなかったこともあり古ヶ谷の左俣に入ってしまう。出合でめざす右俣が枝沢に見えての失敗でCON.377で上田君、三浦さんの指摘があり、その後すぐに樋上さんとワテも周囲の地形を見て気がついた。いきなりのチョンボ・・・体験山行の西村のお姉さん、すんまへんで〜す。
 出合まで引き返し、ようやく沢登りのスタートで〜す。左俣のゴーロ帯は水がなくワテら、おてんとう様の直射日光にズタボロにされちょりましたが、ここには水が流れちょって極楽気分で〜す。2bの小滝からはじまって、しばらく行くとゴルジュ。そこに釜に水をたたえた1b・1.5b・5b滝。若者以外は右岸を巻きます。何でかって?冷や水は年寄りには悪いの!釜にどっぷりつかっとる上田君も最後の5b滝は登れずシュリンゲで引き上げる。
 次に鈴鹿の滝洞谷の井戸底ゴルジュを思わせる5b滝がでてくるも、ここも登れず右岸から巻く。そして、4b・8bの二段滝。青く澄んだ釜があるきれいな滝。「ええね〜。」
 そして、出合。ちょうどCON.370あたりだ。双方に滝があり、右俣は6b、ワテらが進む左俣には8bの滝がかかる。ここも、なかなかのエェ〜とこでんな。ここも右岸から巻く。巻いてる途中、左岸を見上げると右俣には6b滝だけではなく、その上にまだ幾つもの滝が連段になって水が流れ落ちているのがわかった。高さにして、ざっと30bはあろう。木の枝に遮られて正確な滝の高さまでは確認はできなかったのは残念やった。
 その後も、絶対に釜に浸かって取り付かにゃあかんと考えとったけど、釜の右側をへつって登れた5b滝や、ワテがシャワークライミングに失敗してずぶ濡れになってもうた4b滝を左岸から巻いたりして、ふたつ目の出合〔CON.480〕に着く。右俣には30bの滝がかかる。樋上さんに聞くと「古ヶ滝」ちゅう事。
 このあたりから、沢はゴーロ帯になる。巨岩を登るところもあるのだが、ムーブが難しいのもあってワテ、岩を乗り越える際、左足の太ももがつりそうになりました。右岸に枝谷をふたつ確認し続いて左岸に枝谷をひとつ見て登っていくと三つめの出合〔CON.580〕。ワテ、最後の水場かと思ってみんなを待っちょると、樋上さんがやって来て、「ここが出合だよ。」と一言。見上げてみると、岩壁の上にゴルジュが見えるやないけ〜。危うく出合を見逃すとこでした。「もっと集中しなはれ〜!」
 その上に、立派なチョーク・ストーンの6b滝。こんな巨石がひっかかっとる滝は、久しぶりに見たでんな。ここは、右岸から巻くも、ちと厳しく、しぶい登りとなりました。
 滝を乗り越えたとこで、今度は15bの涸滝が姿をあらわす。ここは、滝の右側を登るも、上に行くほど壁が立ち無念の撤退。樋上さんも滝の中央からチャレンジするも厳しいようだ。仕方なく、滝の直登をあきらめ左岸から高巻いて枯滝の落ち口にでる。ここまで来ると、沢の勾配がきつくなってきて小滝が次々と出てくる。小滝といえど、中にはムーブが難しい滝もあり、ロープやシュリンゲを出して後続者を引き上げる。
 そして、左岸に壁が立ったゴルジュが際だつ枝谷を見て小滝を登ると、すぐに次の出合〔CON.720〕。地形図を見ていても、沢の分岐が混みいってて、ややこしいところだ。ここで、みんなで話し合い。双方の沢の傾斜を見たら、左俣の方が歩きやすいが、ここは、稜線も近いことだし、古ヶ丸山をめざす最短コースを歩こうと右俣に入る事を決める。
 ここからは、傾斜のきついナメっぽい小滝が目に付くようになる。まともに登れない滝もあるので滝横の木の枝を掴みながら、がんがん登る。
 やがて水も切れザレ場と岩場の入り混じった登りになってくると、「古ヶ谷遡行の核心部」に入る。落石に気を使って登るも、細い木の幹にひっかかっている小さな小石までは防げない。樋上さんから、落石があるから一人一人、距離を置いてから登れ!と指示が飛ぶ。地形図では、等高線のつまった崖を、今、ワテらは登っている。モンキー・クライミングをしながら乗り越えるきわどい岩場も出てきて、ワテと樋上さんがリードで登り、体験山行に参加しとる西村さんを三度、ロープで引き上げる。勿論、ワテらが登っている最中、下で待機しとる西村さんへのセルフ・ビレイの指示は抜かりはない。
 ようやく難所を乗り越え、最後はなだらかな沢状の登り。振り返ると、ワテらが登ってきた崖は、ここからだと切れ落ちていて見ることは出来ない。「ようこんなとこ登ってきたもんや!」ちゅうのが率直な気持ち。みんなの表情には、難所を乗り切った安堵感があるものの、疲労の色は隠しきれない。「ヒ〜コラ!へ〜コラ!」しながら、稜線にたどり着いた。
 北には、古ヶ丸山から池小屋山に続く稜線が見えた。白倉山はすぐ目の前に見える。ここでランチ・タイム。登り始めは暑かったけど、ここにきて急に冷えてきたでんな。
 食後、最後の登りにかかるも、エライでんな〜。みんな、「ハレハレホ〜!」と青色吐息状態で頑張って古ヶ丸山の頂上に立ちました。「やったで〜!」古ヶ丸山の頂上は西側と南側の展望がよく、白倉山や江股ノ頭、池小屋山は勿論のこと、明神山や大台ケ原や遠くに大峰の稜線まで見渡すことが出来ました。
 そして、下山。ハイキング道であるけれど、長くて急降下の道は、ワテらの疲れきった足にはきつかったです。「早く終わってくれ〜!」と思っちょたのは、ワテだけじゃないはず・・・犁谷公園にたどり着いた時には、みんな、山下りから解放されて「ほっ!」とした表情をしてました。

○地図 2万5千分の1 「宮川貯水地」
posted by 飄逸沢遊会 at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | '05年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
上田さん、泳ぎ好きなんですね! 10/2は結構 気温が上がったので丁度よかったのでは?! 泳ぎの谷いきまひょかー!
Posted by Kam at 2005年10月05日 22:35
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