2008年04月10日

4/8N〜4/9 広野〜上谷山(県境まで)  田中

先週、横山から上谷山を見てふと行ってみようという気になった。
コースは岩谷川沿いにある旅行村に下りてきている尾根である。地図で見る限り、一番穏やかなルートである。旅行村まで車で入れば前夜発日帰りで行くことが出来るだろうと考えた。
岩谷林道には鎖がかかっていた。林道を歩かなければいけなくなったので当てが外れた。急斜面の藪でも時間がかかった。県境まで行ったが上谷山に行くのはあきらめて引き返した。

地形図 広野

コース 広野ダム(駐車地)→岩谷旅行村、駐車場→1069mへの尾根→県境(引き返す)

行動時間 11時間
 駐車地発 7:15  旅行村着 8:05  旅行村発 8:30
 右からの尾根合流(高度560m) 9:30
 稜線(高度1060m) 13:00(荷物デポ)
 県境ジャンクション 14:00 荷物デポ地着 14:40
 下降開始 15:00  林道着 17:30  車着 18:20 






4/8 
 敦賀から木の芽峠のトンネルを通って広野ダムに22時半に到着した。ダムを渡って公園に入ろうとして岩谷の林道入り口を見ると鎖が張ってある。雪は全く無い。落石のため通行禁止と書かれた看板がある。去年の2月に来たときは鎖は無かった。
公園の東屋の中にテントを張った。

4/9
 7時15分に歩き始める。はじめ林道は左岸に沿っている。取り付けそうなところがあるか探しながら歩いたがコンクリートの崖がずっと続く。駐車地から1kmの所にある沢に沿って踏み後が入っている。この沢の左岸の尾根をたどってp726から北東に延びる尾根に乗ることも出来そうだが地図で見ると結構傾斜がきつそうである。藪の具合も分からないのでなんともいえない。下から見えるダムの上までは以前様子を見に入ったことがある。
 旅行村まで50分かかった。20年ほど前に一度雪の時に来たことがある。その時の記憶とかなり違う。橋を渡って様子を見に行った。去年の2月に街道の尾の頭で会った人はここから上がったということであったので取り付きを見ておこうと思ったのである。
 林道のある左岸には10台ほど駐車出来る広場がある。尾根はこの広場に下りてきている。杉の植林を抜けると藪椿と根曲がり竹の藪になる。所々に新しい鉈目が入っていたのでそれをたどって上がっていった。550mにある小さな植林帯を抜けると右から尾根が合流し踏み跡が入ってくる。駐車場上の植林を抜けたら早い目にこの尾根との合流点を目指してルートを右に振っていれば傾斜はきついが藪がなくて楽だったと思う。ここの藪で時間を使ってしまった。1時間で150mしか高度を稼いでいない。
 ここから先は傾斜はきついが藪と言うほどの藪ではなくなる。太いブナが目立つようになる。700mを越えると雪が出てくる。800m付近では見事なブナ林が広がる。雪が続くようになってきたのでストックをピッケルに変えた。斜面にしっかりと靴を蹴りこむためにはピッケルの方がいい。蹴りこむのは疲れる。でもなんとなく足を置いて体重をかけた途端にずるっと行くというのはもっと疲れる。900mから上で視界が開けてきた。三周ヶ岳が一番どっしりとして見える。でも今まであったブナがなくなり、雑然とした貧弱な林になった。
 1050mの台地に乗ったのが13時、旅行村の駐車場から4時間半かかっている。途中の休憩が多かったようだ。荷物を置いて県境に向かう。14時に引き返す予定である。ここから県境に向かって200mほどの範囲が平坦で幕営適地である。県境までの500mほどは稜線西側のトラバースになる。雪の稜線上は藪っぽい所が多くて爽快感が出てこない。やはり3月中に来ないといけないようだ。笹の上にあった雪が落ちてしまって雪の壁ができている所もあった。そこでの雪の厚さは2mほどである。この尾根から白く輝いている上谷山が見えている。一度鞍部に下りて上り直さなければいけない。頂上への雪の斜面はピッケルがいりそうである。三国岳の方へ続く尾根も下りである。14時、県境ジャンクションから引き返す。もとの台地に戻って軽い食事をしたりコーヒーを飲んだりした。15時、下山を開始する。
 雪の斜面に靴をかかとから踏み込んで降りていく。30分で高度800mまで降りた。これはいいペースだと気をよくしたが膝に衝撃のかかる歩き方なので痛みが出てきた。案の定である。そこから急に亀の歩みになってしまった。痛みがひどくなって歩くことが出来なくなれば日が暮れてしまう。狭い尾根で分岐もないということでルートは分かりやすかった。一ヶ所尾根が北に折れ曲がる所は直進すると踏み間違うので注意が要る。17時半、林道に降り立った。2時間半の下りだった。
 ここから車まで40分の林道歩きであった。

観察事項
1.1日歩いた中でブナが立派だったのは稜線ではなくて尾根筋(900mから下)だった。手倉山の斜面に始まる谷にも多く生えていた。
2.咲いていた花はイワカガミだけだった。
3.珍しい動物を見た。
  上の雪が溶けて雪の中にあった穴が出ているところがあった。その中に5cmほどの丸くなったぬいぐるみのようなものがあった。初めもぐらの死体かなと思ったがよく見ると違っていた。冬眠中のヤマネだと思う。白みがかった黄土色で背中に黒い筋が入ってた。尻尾は少し濃い茶色で毛虫がくっついているように見えるものだった。このままだったら食べられてしまうのでないかと思ったが何もしないのがいいだろうということでそのまま立ち去ることにした。
4.木の本からの北国街道は栃の木峠から北が6/30まで通行止め。これは雪のせいではなさそう。

追記
wikiで調べると
ニホンヤマネは絶滅危惧種に指定されているそうです。
山ネズミ、冬眠ネズミ、まりネズミと色々名前があるようです。
背中の黒条、毛の生えた尻尾はニホンヤマネの特徴のようです。リスやネズミと区別するポイントのようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8D

 

posted by 飄逸沢遊会 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | '08年 山行報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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