【参加者】 大西 谷崎 京谷 宗川礼 沢崎 米田(記)
【ルート】 広野ダム・導水施設P−鈴谷川最後の堰堤より入渓−
650m二俣は左へ−900m三俣も左へ−山頂−
南南東の尾根を下る−中俣−900m三俣−最後の堰堤−P
【時 間】 8時間半
【天 候】 曇時々雨 (山頂はガスと霙)
福井と岐阜の県境に位置する“美濃俣丸・1253m”は積雪期に
尾根から取り付く記録が多いのだが、
夏場はおいそれとは近づけない藪山である。
藪のおとなしくなった晩秋に谷詰めで美濃俣丸を目指すことになった。
広野ダムにて夜半から降り続いている雨に一同モチは低めだったが、
な、なんと大西代表の一念だろうか・・出発間際に雨は嘘のように降り止んだ。
7:32、駐車場発。
鈴谷川沿いに林道を進み、左岸から右岸に渡る。
草深い林道から最後の堰堤に降り立ち入渓、8:26。
自然林の広くはない谷で、急峻な滝などはない穏やかな渓。
しかし、岩はヌルヌルでよく滑った。
9:25、650m二俣は左へとる
9:40、5m滝は左岸の踏跡より巻く
10:10、900m三俣〜左俣をチョイス
細い8mばかりの滝があり、右岸より巻き上がる、1050m辺りか。
振り返れば紅葉が綺麗だ
右岸巻きの尾根斜面にて大量のナメコを発見!
谷を忠実に詰め上がり、最後は木枝を掴んでの激登り、
藪を掻き分け、山頂に飛び出した
12:00、美濃俣丸山頂着
ガスに覆われ何も見えず、横殴りの霙で激寒の山頂を5分で後にする(><)
山頂からは、背丈以上もある笹を掻き分け下っていく。
リーダーは方向を確かめつつ南南東の尾根芯を辿る。
逆相の木枝と藪を掻い潜り、寒さに震えながらの険しいトラバース。
やや平になり開けた1050m辺りから谷に向かって下り、
13:36、ほどなく中俣の流れに降りることが出来た
900m三俣を過ぎると、ようやくほっとすることが出来た。
16:04、駐車場着
宗川パパの沸かしてくれたお湯で温まりようやく一息つけた。
熊以外は出会うことがないだろう藪山・・。
マジで、この7月に大西代表と沢さんはこの鈴谷川で熊に遭遇しておられる。
沢自体は余り険しいものではなかったが、下山で山頂直下の背丈以上もある
笹藪に突入し、寒さに凍り付きながら、先の見えない藪のジャングルを
下っていくのは結構ハードだった。
奥美濃の稜線からの下山は、大抵踏跡もなくこんな具合だが、
今回は藪に加えて、雨と霙とガスが加わり、そのハードルの高さはかなりのもの。
お気楽山行に慣れている我が身にはピリッと辛いマニアック山行だった。
“藪を漕ぐ 手先凍える みぞれ尾根”
帰って早速いただいた特大ナメコの味噌汁はとても美味でした(^^)
“藪山行 これも又良し ナメコ汁”
溯行記録へ→
http://blogs.yahoo.co.jp/ikko1175/56238137.html